武装探偵社の有能事務員さん【文スト】 (ページ12)

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「＿＿＿棲なんて聞いてませんよ！！」

「＿＿＿＿＿＿＿」

「＿＿＿」

「＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

「＿＿＿＿＿＿」

「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

「＿＿＿＿りました！頑張ります！」

仕事中に聞こえる、敦くんと太宰さんの会話。

あーらら。また太宰さん、敦くんで遊んでるや

『そーいえば太宰さん。マフィアに囚われていた時の報告書。出してくださいね〜』

「好いこと考えた！国木田くんじゃんけんしない？」

「俺を巻き込むな。そして自分で書け！」

………

「敦君。今日は君に報告書の書き方を教えようと思う。」

「こ……この流れで、ですか？」

「君にも関わる話だよ。…君に懸賞金を懸けた黒幕の話だ。」

いきなり真剣な顔つきになる太宰さん。

「判ったんですか！？」

「マフィアの通信記録に依ると、出資者は［組合］と呼ばれる北米異能者集団の団長だ」

「実在するのか？組合は都市伝説の類だぞ。構成員は政財界や軍閥の要職を担う一方で、裏では膨大な資金力、異能力と数多の謀を底巧む秘密結社＿＿＿＿＿まるで三文小説の悪玉だ。＿＿＿第一そんな連中が何故敦を？」

「あ……ちょっと、曽野さん！手伝ってください！」

『ほいな』

私はそう云ってアルバイト事務員さんの方に行く

その時だった

バババババババババ＿＿＿＿

大きな風に乗ってくる、大きな大きなヘリの回転翼が回る音が聞こえる

下を見下ろすとヘリから出てくる1人の男。

組合団長、フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドだ。