たえまなく過去へ押し戻されながら ページ13
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その後、フィッツジェラルドにその秘書。そしてルーシー・M・モンゴメリ。
その3人が社長室に行く。
……一体、どんな会話を…
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翌日、朝刊や
しかも、唯の建物じゃない。ポートマフィアのフロント企業が入っていて、構成員の事務所としても使われていたのだ。
組合が敦くんに懸賞を懸け、それをポートマフィアに狙わせていたということを前提にすると、マフィアは用済みということか、はたまた“邪魔”ということなのか……
そして昨日。探偵社では何人かの事務員に加え、賢治くんが無断欠勤しており、賢治くんは寮暮らしだが寮にも居ない。
探偵社もポートマフィアと等しく“邪魔”なのか…?
私は事務員の家に行くために外に居る。
確かこのマンションがその人の家の筈___
回らないといけないのは後数軒ある。
チャイムを鳴らそうとした、その時だった______
パチン!
背後で指を鳴らした、音がした____
いつの間にか居たのは、メルヘンな、まるで空想のような部屋。否、これは空想に等しい。
これは______組合の異能者、モンゴメリの異能だ。
「ようこそ、アンの部屋へ。……貴女、探偵社の方でしょ、そうでしょ??」
『……ええ。そうですけど……私に何か………ッ!』
頸から下を思い切り“何か”に掴まれる
それが“アンの部屋”の“アン”だと理解したのは遅くなかった。
『ッ!!キャァァアァァァァ………』
バタン!
ドアの中にそのままいれられる私。
『キャッ!イッ!ッ………』
あちらこちらから躰を掴まれ、私たち……この部屋の中にいる事務員や私、そして賢治くんを出せるのはモンゴメリただ一人と云うことを悟った私は眼を瞑るのも遅くなかった______
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作者名:ペネロッペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mayakaahah/
作成日時:2022年10月5日 11時