メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ]

７話 ページ9

「緑髪は緑間、金髪は黄瀬、青髪は青峰、桃色は桃井
　っていう、他校の生徒だと思います」


『そうですか、ありがとうございます』


見た目通りの名前だな



面白いな




『ふっ………失礼します』

資料室に弁当を取りに行く



今日は何処まで追いかけてくれるんだろうな


資料室から弁当を取って、屋上まで来た時





ちょうど授業の終わりと昼食の始まりのチャイムがなった



『…ふむ』



ココじゃ人に見つかるかもしれないと思い、

タンクの設置されている所まで登り、隠れるようにしてよっかかった




弁当を開けると

…メモ？



『[何を始めたのかは知らないが、無理はするな]…何これ
　つぼみちゃん可愛すぎだろ』


話が妹ながらに、愛がたえないなー、これは

アジト帰ったらこれでからかうか



口元をゆるませながらも、団長作の弁当を味わった

相変わらず、美味くて暖かい料理だよ





…そんなことを考えていると、突然に人の声が聞こえた




「今日も追いかけるんスよねっ」

「はい、そうですよ」

「学校をさぼってまで追いかけることとは思えないのだよ」

「ちょｗｗｗ真ちゃん型物ｗｗｗ」

「私は別にかまわないよーっ」




…あ、昨日の目立つ集団か



学校がちがうのに、ご苦労なことだよ全くさ




ボンヤリ会話を聞いてみた




「今日は情報提供がありました」

「マジでかよ！つーか同じ学校なんだから俺にも教えてくれよ」

「すいません、わすれてました」

「どーでもいいから情報はー？」


…今日俺(本人)が提供した情報だけどな



「名前は木戸ワカバ、今日はお昼がおわったら帰るそうです」

「へー、じゃあ早くご飯食べて準備しておかないとねっ」


“桃井”さん、今ここにいますが



ちょっとココで姿を現すのも面白いコトかもしれない


ふとそんな考えがよぎって、実行しようと思う

うん、やってみようじゃないか





タンクからすぐ立ちあがって、床へ下りた




「「「！！？」」」




『あー、どうも…昨日俺のコト追いかけてた人たちだよな』




これ結構ミステリアスな雰囲気つくれたんじゃないのか？


漫画の登場人物になったつもりで、カラフルな奴らに話しかけた



　

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