メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ] (ページ43)

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３６話ページ43

女湯から出てきて、いつものパーカーではなく安い白パーカーにジャージを着る

…もちろん右足はまくってる

団長も同じような恰好

そしてマリ―はふわふわしたワンピース

キサラギは溶解と書かれたパーカーに短パン
…お前は何をとかすつもりなんだ

桃井は少しラフだけどミニスカートをはいている

…キサラギは除外しておいて←

俺と団長の女子力が破壊的にない

いや、どうでもいいが…←

＜副団長さん副団長さんっ！＞

シンタローから預かったスマホからエネが俺に声をかけた

『どうしたエネ…お、可愛いな』

見れば、黒と青のマリーと色違いのワンピースを着ていた

マジで可愛い←

俺の返答に気をよくしたのか、ぱあっと嬉しそうになる

＜さっすが副団長さんっ。ご主人とは一味も二味も違いますねぇーっ＞

『そりゃどーも』

喉渇いたし、アイスでも買おうか…

ところで男たちは何処行ったんだろうか？

…まあいいか

『団長達、何味にする』

自販機の前に来て、女子たちに声をかけた

皆、奢りだと喜んでいるな

…全員可愛いな←

「俺は…グレープで」

「私チーズケーキ！」

「私は……あっ、チョコクッキーにします！」

注文されるアイスを次々と買っていって渡していく

＜私はブルーベリーでっ！＞

『エネも食べるのか？』

＜いやですねえ、気分ですよ気分っ♪＞

ﾋﾟｯ

…ｶﾞｺﾝ

エネが言い終わるか終わらないかのうちにアイスを買う

…ん？

『どうした』

＜あっ、いえ…ホントに買ってくれるとは想わなかったので…ありがとうございます！＞

『後で俺が食ってやる』

そして俺の分のアイスも買う

…あ、そういえば

『マリ―？お前は食べないのか？』

「あっ、えと…ど、どれがなんだかわからないくて…メロン味ってアイスでもある？」

オドオドしながら話すマリ―は、自販機すらもよくわかっていないようだった

『メロン味ならあるぞ、ほら』

マリ―の分も買って渡せばほっとしたような笑顔を見せた

＜副団長さん、アイス買ってくれたお礼に…ちょっとしたアドバイスを！＞

『なんだ』

＜副団長さんは髪型で雰囲気がとても変わりますので…ハーフテイルにしたらどうでしょうか？お仕事の時そうしてるでしょう？＞

『…そうだな、濡れていて首が少しべとべとするし』

結ぶかといった瞬間、桃井や如月がクシとゴムを取り出した

……何故楽しそうにしている←

　