メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ]

３５話 ページ38

〜しばらくして〜


「あ、ワカバ俺暇だから手伝うっすよー」

『そうか？じゃあテーブル拭いて、終わったら料理運んでくれ』

「りょーかいっす！」


「僕も僕もっ！手伝うことは―？」

『お前は座ってろ…って、カノお前いつ帰って来たんだ。お帰り』

「たっだいま♪こっそーりね！」



影、薄いのか…？

黒子よりはマシだよな…←




「副団長さん私も手伝うこと…ってカノさん！？」

「お久しぶりだねキサラギちゃん！」



今のうちに挨拶してもらえないかな―

そうだと手間が省ける



…あ、セトがテーブル拭き終わったな

「あれ、カノお帰りっす。皆、こっち向いてほしいっすー」



セトがカノに気付いて、テレビに集中してる皆に声をかける

うわ、一斉に振り向いた…気持ち悪い←



「セト君、その人は？」

「メカクシ団の団員で幼馴染のカノっすよ」

「こんばんはー！カノでーっす♪ヨロシクっ」



カノのフレンドリーな対応に安心したのかカラフル達はカノに自己紹介を始めた


『…料理、運ぶか』

「じゃあ、俺はその間に洗い物する」

『分かった』



油ものは水つけても変わらないしなあ…

とりあえず大皿を持っていこうとする



ﾋｮｲｯ



『ん？』

「俺やっとくって言っておいてサボっちゃったすねー；大きいのはもつっすよ」

『いや…』


別に平気だ、と言いかけて言葉をのむ

そうだ、コイツなりのお詫びみたいなものなんだったな…


ありがたく軽いものだけ持って行かせてもらおう



「「「(雰囲気だけはカップル…)」」」←



「あー、僕も運ぼうっ」


そう言ってカノまで手伝いにきた

はー…


俺はこうやって甘やかされてるんだよなあ…；




料理も運び終えて、全員が席に着く

でもテーブルに全員は無理だから、他からテーブルを持ってきて、違うソファにくっつける




もちろん俺は団長の隣だが？←




(わ、美味いッス！)
(ほらな)

(素直に美味いと言ったから許してやろう)

(素直じゃなかったらどうするつもりだったんスか！？；)

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