メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ] (ページ28)

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２６話ページ28

ｺﾝｺﾝ

階段を登った後、マリーの部屋の前に来る

マリ―が驚かないように、遠慮気味にノックした

『マリ―、俺だ』

ｶﾞﾁｬｯ

「ワカバ？どうｓ…お茶？お仕事は？」

終わったの？と聞くようにマリーは上目遣いになった

…可愛い←

あ、違う違う

『あと一息だから、休憩してたんだ。ハーブティーだぞ』

ハーブティ―と聞いたマリーは、わあっと声をあげた

「ありがとう、私のお部屋で飲もう！お菓子取ってくるね」

『あ、いやマリー、下には巨人がいるぞ』←

俺の言葉を冗談としか思わなかったのか、足を止めずに笑顔で

「巨人？あはは、そんなのいないよー」

と返した

…ある意味巨人何だがな、あいつら…←

…っと、マリ―を止めないと泣くだろうな

マリーの部屋に入り、造花をよけながらテーブルの上にトレイを置いた

マリーの部屋は、造花であふれている

それほどマリーが頑張っているのに、収入はワンコイン

ちっ、不景気かなんだか知らないがマリーが努力してるんだ

もっと金渡せよ！←

造花会社に文句を言っていると、マリーの声が聞こえた

「ひいっ、きょ、きょきょきょきょ巨人がいるううっ！」←

『あ、遭遇しちゃったみたいだな』

部屋を出て、急いで階段を駆け下り、リビングに行くと

「ワカバ…っこの人達、誰ぇ…？」

涙目でそう言うマリーがいた

可愛い←

『大丈夫か？一応こいつら人間だからな。あとでっかくないのも混ざってるぞ』

水色のコトな

…つーか桃色いないのか

どうせ来るなら男より女の方が良かった

「あの木戸k…さん、その子は誰ですか？」

「ひいいっ、人がいたあああ！」

マリ―…流石に怯え過ぎだ…

『この子はマリ―、本名小桜茉莉でココの団員だ』

「～～～～～～っ」

俺の後ろで、服の裾をギュウゥと掴んでいるマリー

うん、可愛い←三回目

「マリー大丈夫っすか？」

セトはお茶を入れてたらしく、ポットとコップを机の上に置いた

「せ、セトのお友達…？」

「そうっすよ！皆いい人ばっかりっすから、怖がらなくていいんすよ」

「と、うことで小桜さ『マリ―って呼べや←』…マリ―さん、仲良くしましょう。僕は黒子テツヤです」

「黒子、テツヤ…テツヤって呼ぶね」

身長がそれ程大きくないからか、優しそうだからか、マリーは黒子に其処まで怯えていなかった

うーん、羨ましい

俺なんてすっげー怯えられたのに…

　