メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ]

２０話 ページ22

...【黒子side】...


「…と、言うようなことで木戸君はセト君の幼馴染であり、女性だということも分かりました」

「なにそれ、俺がいない間に変な展開になってるしー」


しょうがないですよ、お菓子につられたあなたもあなたですし



「っつーかアイツが女って…ありえねーだろ、ホントなのか？」

「あ、それは多分…セト君が言うのだからホントだと思います」


嘘つくような性格ではなさそうでした



「…まあ、テツヤが言うならそうかもしんねーけど…」


ああ、やはり木戸君が女性だと言うことには納得できないのですね

まあ僕もその気持ちは少し分かりますが…



「女性に失礼ですよ、火神君」



指摘され、少ししょぼんとした火神君なんて気にせず、青峰君が今度は僕の方に指摘してきました



「つーかよ」

「なんですか」


「テツヤ、女性に失礼って言うけどお前の“木戸君”も失礼なんじゃねーの？」

…む、青峰君にしてはまともなコト言いますね




「そうですね、木戸さんに変えますよ」


「黒子が拗ねているのをはじめて見たのだよ」

「拗ねてません」


拗ねてなんて、ホントにないです←

別に指摘されたコトに拗ねてるんじゃないです←




「はー…木戸君が女の子なんてなー…」

「いやお前には、テｔ「きゃああっ」…がいるだろ」


「それとこれは別！」


…テ？

テ、何でしょうか…？？



「つーかよー、幼馴染なのにまだ言えてねーのか、セトは」

「いきなり関係ねえところつっこむな、お前は」

「だーって、気になんねえ？」




…ただ単にセト君が伝えるのが怖いだけだと思いますが

本や小説では、幼馴染という関係は壊したくないものだとよくかかれていますし



僕は、恋なんてしたことないですけど…




「それよりもおさ！あの黒い半そでパーカーの男の子とはどんな関係なのか知りたいな―っ」

桃井さんは恋の話になると生き生きしてますね



「セトが諦めていないのだから、ただの友達じゃないのか」

「真ちゃんあったまいーい♪」


「前に言っってた『大好きだよ』ってセリフ、意味深じゃない？？」

「どうなんでしょうね、これだけは想像では分からないコトですし」



(でもよー…)

(男に興味なさそうだったから実は、とか…ｗｗ)

(いや逆に男がいるから他に興味ないとか…)



木戸ｋ…木戸さんについての話はまだまだ終わらなさそうです



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『へっくしっ』

「大丈夫っすか？」


『大丈夫だ (絶対噂してるな…)』

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