メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ]

１３話 ページ15

向こうの渡り廊下に移るしかねえ…！


ちょっと距離があるが…まあ屋上からダイブよりはマシだな





『じゃ、今日はさよーなら』


振り向きながら、ジャンプして渡り廊下へと行った



「あいつ…！」

「わあ、すごい！」

「ありえねー」



なんか色々感想が聞こえてくるが、まあこっちは逃げるしかない



…この鬼ごっこ、いつまで続くんだろうな

それまで、楽しませてもらうぞ？カラフル






...【黒子side】...



…驚きました


あそこまでジャンプできるなんて


やっぱりこれは…



「最後まで追いかけるしかないですよね？火神君」

「ああ…あいつ、おもしれえな…！」



「俺面倒なんだけどー」

「お、俺は来るッスよ！」


口々に意見が聞こえますが、しかたありません



「面倒だったり学校をさぼるのが嫌な方は、来なくてもいいですよ」

「黒子…！？」


「やったー」

「よしっ！」



「…ただし、最後までいた人だけが木戸君の正体を知れます」


「「「…」」」



しばしの沈黙が流れた後


所々で舌打ちが聞こえました




「どうしますか？来ますか？それとも途中でやめますか？」





心の中で満円の笑みになりながら、全員に問うと




「行くよ、私は！」

「ちっ…この馬鹿が行くからなだけだからな」

「しょーがないなー…結果だけ聞くつもりだったけど…」

「お、俺だって勿論行くッスよ」

「…しょうがないのだよ…」

「真ちゃんツンデレ！ｗｗｗ」




……これで、団結しましたね





「あっ、今日マジバ行こうッスよ。友達がバイトしてるんス」


「何だ、女友達か？胸のサイズは？」

「やめてほしいッス、男ッスよ？」

「うげ！…まー、マジバで作戦会議するのは賛成だ」

「わーい！きーちゃんの奢りだね！」

「Σそんなコト言ってないッスよ！？…誘ったのは俺っスけど…」



「皆行くってことでいいですよね？」



そう聞いて反対する人は…誰一人いませんでした


　

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