メカクシ団の副団長さんはキドの姉[カゲプロ] (ページ11)

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９話ページ11

「ワカバ、楽しそうだね」

鬼ごっこから次の朝

『そうか…？』

口元がニヤけているのかと頬を撫でてみるも、特に変化はない

「幼馴染の勘って奴だよ。なんとなーく雰囲気がね」

ニコニコ笑うカノの顔に、偽りはなかった

『…一応言っておくが、俺の前で嘘はつくなよ』

「分かってるよ、だってワカバはすぐわかっちゃうし」

『団長も気付いてるみたいだな』

「ワカバが楽しそうなコト？…まあ、妹だからじゃない？」

『流石つぼみ、超可愛い』

「見事に関係ないね」

え、可愛いだろ？

『つぼみより可愛い女子はいない。マリ―も十分可愛いが』

「人それぞれだしねぇ…(僕は、ワカバの方が可愛く見えるし)」

『…じゃあ、そろそろ学校へ行くことにする』

「いってらっしゃーい♪」

色々と会話していたが、ココは玄関

つぼみ可愛いとか言ってるのは玄関にいるからな

団長の前で言うと照れて殴ってくるからな

照れ隠しにはやりすぎな回し蹴り…

俺はまあ避けれるけど、カノが大体餌食になるな、うん

そう考えているといつの間にか数分経っていて商店街を出ていた

『今日のテストは確か…』

教科を思い出しながら影の多い道を歩く

…おや、あそこにいるのは……

『桃色じゃないか』

なんか良くわからんが、絡まれてるぞ

『助けるに越したことはないか…』

少し早足で桃色がいる所に向かう

「なー、行こうぜ」

「朝からんなとこいるってことは、サボりだろー？」

「ちっ、違います！たまたまいただけなので…っ」

「いい子ぶる必要はねーって、ほら来いよ」

「やめてくださいっ人呼びますよ！」

「ぎゃはは、こんなところに人なんていねえよ！」

………馬鹿だこいつら

『ここにいるんだが』

「…あぁ？何だよお前」

『…通行人Ｅ』

「何言ってんだよ、ドッカ行けよな」

おい、そこは…

ＡＢＣＤ何処行ったってツッコむとこだろ！？←

『その子知り合いだから、見過ごすことにはいかないんだ』

何を言っても諦めそうもない男達だな…

じゃ、いいかな喧嘩しても

「きゃっ！？」

桃色を抱きよせてから、少し遠くに行った後、男達の方に走る

『手加減しねえよ！？』

～数分後～

「はっ、がっ……」

「いっ……うぐっ」

「やめ、許せもうしねえから！」

詳細？駄目駄目、作者に文才ねえから←

俺が離れていくと一目散に逃げる男達

…これで、桃色の子は助けられたな

　