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｢何かあったら連絡するのよ？｣
｢危険だと思ったら110番通報。｣
｢防犯ブザーいるか？｣
｢私は子供かな？｣
禪院直哉をよく知る庵、真依加茂に心配されながらも京都校を出てきた。全く幾つだと思っているんだとため息が出る。
駅について待つこと数分。ぽんぽん、と肩を叩かれる。時計を見るとまだ時間の10分前で、またナンパかとため息が出そうになりながら振り返った。
｢久しぶりやな〜！Aくん！｣
｢わ……なんだ、直哉くんか。｣
｢俺以外居らんやろ。｣
｢ナンパかと思って。｣
｢あ〜…確かにAくんかっこええし中学生には見えんよな〜また背が高くなって男前になったやんか〜♡｣
よしよし〜と頭を撫でられる。まだ子供扱いをされていることに不満を感じながらも、振り払うわけにもいかなくて大人しく撫でられる。
｢今日の服も似合ってるな〜｣
｢そう？まさか直哉くんとデートする事になるとは思わなくて適当なのしか待ってなかったから。分かってたらもっとオシャレしたんだけどね。｣
｢……え、それ素？｣
｢え？｣
｢うん、素やな。それ色んな人に無闇に言ったらあかんで？｣
｢え、う、うん。｣
｢………末恐ろしい………｣
顔を両手で覆い、深く深呼吸をする直哉にAは首を傾げた。彼からデートなんて言葉を聞けるとは思わなかったのと、成長の恐ろしい中学生にこの先が怖くて仕方ない。
｢ま、ええわ。デートしよ、デート♡｣
｢どこに行くの？｣
｢どこ行こかな〜美味しい茶店でも行こか〜！抹茶好き？｣
｢好き。｣
｢じゃあ抹茶有名なところ行こか〜！｣
Aの腕を組み、ルンルンで歩く直哉とされるがままのA。それはもういつもの事で、まぁ楽しそうだしいいか、と少し諦め気味だ。
｢帰りにお土産買って帰ってもいい？｣
｢ええよ〜！おすすめのとこ教えたるね♡｣
｢ありがとう。｣
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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (
レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます！成長した夢主くんかっけぇ！あと面白い！これからも頑張ってください！ (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月25日 5時
