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トランプを終えて、やっと解放される。加茂が飲み物を買いに行っている間に部屋に向かい、一息ついているとスマホが鳴った。





夏油お風呂入った?

夏油眠る時は暖かくして寝るんだよ?

夏油明日は夕方までには迎えに行けるからね





トランプをしていて気づかなかったが、その他にも100件以上のメッセージがたまっている。幾つだと思ってるんだ、と内心溜息をつきながら適当にそのメッセージに返信をする。

返信を終えたちょうどいいタイミングで、今度は電話が鳴る。デスプレイには直哉の名前があり、数回コールがあったあとボタンを押した。





「はいもしもし。」

『あ、Aくん?久しぶりやな〜♡なんか前より声低くならんやった?』

「まぁ、声変わりするからね。それでどうしたの?」

『いやな、Aくんが今京都におるって聞いて思わずな〜!明日もおんのやろ?』

「うん、いるよ。」

『ほんなら直哉くんと遊びに行こや〜美味しいお店たーくさん連れてったるで♡』

「んー…そうだね、私も久しぶりに直哉くんに会いたいから。」

『んもぉ、またそんな嬉しい事言うて〜♡』





もうこの際、なぜ京都に居ることを知っているのかは考えない事にした。彼の予想外の行動は五条の奇行に比べれば可愛いものだ。





『ほんなら、明日の10時頃駅で待っとるな♡』

「うん、わかったよ。」





ピッと電話を切り、スマホをポケットにしまう。すると、ペットボトルを二本持った加茂が部屋の扉を開ける。





「お茶でよかったかな。」

「うん、ありがとう。」

「誰かと電話をしている様子だったが…」

「あぁ、直哉くんだよ。明日会うんだ。」

「……大丈夫なのか?」

「ん?何が?」

「いや………」





禪院家の人間と2人きりで会うとなるとそれなりに心配もあるが、彼がAに甘々である事は加茂自身よく知っている事だった。





「(…まぁ、Aがいいならいいだろう。)」





夏油がこれを知って、うるさくならなければいいが。

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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます!成長した夢主くんかっけぇ!あと面白い!これからも頑張ってください! (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月25日 5時

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