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楽しいデートを終えたAは、お土産の袋を持って京都校へと帰った。校舎内に入っていくと、バタバタと足音が聞こえたその後すぐに庵の怒号が聞こえてくる。
｢夏油！！！走るなぁ！！！！｣
｢A！！！！！｣
｢げ………帰ってたのか………｣
｢A、大丈夫かい？？何もされてないね！？｣
｢されてないよ。｣
夏油は予定よりも早く任務を終わらせAを迎えに来たはいいものの、会いたくて会いたくてたまらなかったAはいなくて、直哉と二人で出かけたと聞き気が気でなかった。
｢頑張って任務を終わらせたのに可愛い息子が居なかった私の気持ちわかる…！？｣
｢分からない。｣
もはや無の領域にいるのではと思うほど真顔のAを見て、加茂と真依は小さくため息をついた。
｢……あの子も大変だな。｣
｢まぁ、気持ちはわからんでもないけど。｣
｢あ、歌姫ちゃん。これ学長に渡しといて。一日お世話になりましたって。京都の茶店で買ったやつだからもしかしたら食べたことあるやつかもだけど。こっちはみんなにね。｣
｢わざわざありがとう。あ、これ楽巌寺学長が好きなやつ。｣
｢そうなの？それなら良かった。｣
｢A聞いてる！？｣
｢聞いてるよ。帰るんでしょ？準備するから離れてよ………｣
ずっと抱きついて離れない夏油にため息をつきながらポンポンと頭を撫でる。夏油は渋々Aから離れると早く早くと急かす。
自分が抱きついてたせいだろ、と文句を言いたかったが、急いで帰りの準備を始める。
｢他のみんなは任務？｣
｢そうよ。お見送りしたいってごねてたんだけど。｣
｢また会いに来るって伝えといて。｣
｢分かったわ。｣
｢今度はゆっくり観光に来るといい。｣
｢次は私たちと出かけましょう。｣
｢楽しみにしてる。｣
｢A、タクシー来るよ。｣
｢うん。｣
夏油に荷物を持ってもらい、来ていたタクシーに乗る。
｢楽しかったかい？｣
｢うん、たまにはいいね京都。｣
｢………京都校に入学するとか無しだよ！？｣
｢はいはい。｣
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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (
レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます！成長した夢主くんかっけぇ！あと面白い！これからも頑張ってください！ (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月25日 5時
