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しばらくして、奥の部屋から佐野と鶴蝶が出てくると、Aと望月よりも先に三途達の方が目に止まる。「何やってんだ。」と小さくつぶやく佐野に、九井が口を開く。





「やらかして怒られたんですよ。Aに。」

「……あぁ……」

「懲りない奴らだ……」




鶴蝶は大きく溜息をつき、望月と戯れているAの方へと静かに近寄った。





「A、悪いがそろそろ解放してやってくれないか?あの二人にも仕事があるんだ。」

「んー?別にいいよ?てかまだそこに正座してたんだ?律儀にあたしの許可待ってんのウケる。」





けらけらと笑うAに、その場にいた一同は顔を引き攣らせた。梵天のNo.2と幹部、しかも実の兄を手のひらの上で転がして上手いことからかっていたのだ。そんなことが出来る女は、この世にたった一人、彼女だけだろう。





「さっさと仕事してこい〜?かくちゃんに迷惑かけんじゃねーぞ♡」

「……A。」





竜胆はん、と手を広げてAにハグを要求すると、その隣にいた三途は竜胆よりも前に出てさらに大きく腕を開いた。





「お嬢!!俺としたいよな!?」

「は?何言ってんだクソジャンキー。Aは俺と仲直りのハグするって決まってんだよ。」

「うるせぇんだよこのクラゲ頭ァ!!いい加減妹離れしやがれこのクソボケキノコ!!」

「あ"?上等だわ表出ろイカレピンク!」

「仕事上手くこなしてきた方とハグしてやっから早く行け〜?」




またもや喧嘩勃発、かと思われたが、Aの言葉を聞いた二人は押し合い圧し合いしながら部屋を出ていった。





「単純な男って扱いやすくていいよね♡」

「……俺はお嬢の将来がこえーよ。」





膝の上に座ったAの頭を撫でながら、望月は呆れたようにため息を着いた。この様子では、彼女の将来なんて見えたようなものである。





「A、たい焼き買いに行くけどいるか。」

「え、いる♡てか一緒行こ〜♡かくちゃんも行くんでしょ?」

「あぁ。」

「んじゃ行く〜♡」





Aは望月の膝の上から飛び退くと、佐野と鶴蝶の間に割り込んでしっかりと腕を組む。こうして並んでいると、圧倒的に佐野が小さいわけだが、本人達は何一つ気にしていない様子で部屋を出ていった。





「……俺いつんなったら構ってもらえんの?会うの久しぶりだよな?一年ぶりだよな?兄貴だよな?」

「………可哀想にな。」

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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…。作者様、マジで神じゃん!? (9月27日 22時) (レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです!応援してます! (9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています! (9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです!春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです!落ち楽しみにしてます!!これからも更新頑張ってください^_^応援してます! (9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年9月16日 2時

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