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アイツの好きなタイプ…1 ページ1




高校に入って始めたバドミントン


桐皇学園は全体的に運動部のレベルが高くて
高校から始めた初心者の私は、ついていくのに精一杯


毎日、部活と勉強の往復だけが続いてた



そんな無理が祟ってか


入部1ヶ月、部活中に怪我をした




「やってらんないっ!」



仮病を使って部活をサボった


どうせ見てるだけだし、そんなのつまんない





家に帰ろうとしてふと気づいた


「今日、父さん家に居るんだった…」


父はスポーツマンで、それはもう典型的な体育会系。


部活サボったなんでばれたら……考えただけで恐ろしい


今家に帰るのは危険。
部活の人に見つからないよう、人のいないところで暇を潰そう。ケータイを構っていれば時間なんてすぐだ


「意外と広い…」


初めて足を踏み入れた屋上は丁度いい風が吹いていて心地よかった


どうせなら、ここで一眠りしよう


なんて考えて、屋上の中でさらに高い場所にハシゴを使って登る


思った通り、上の方が日当たりも丁度で寝るには最適。だったのだけれど



「誰?」


先客がいた



「どっかで見た事ある、気がする」


青い髪に焼けた肌。背が大きくてたくましい体つき
何かのスポーツをやっているのか

日に焼けているから、外部活?
……思い出せない



そんな事より何より



「すっごいタイプかも」


顔が。
性格は分からないけれど、顔がすっごくタイプ


まじまじと近くて顔を見つめると
目がパチッと開いて視線が重なった


「寝込み襲い…」


「ごっ誤解!でもガン見してたのはごめんなさい」


初めて聞いた彼の声もこれまたいい声で。ちょっとドキドキする



「はっ、正直だな
で、『すっごいタイプ』ってのも聞こえたんだけどよ」


「嘘!?」

恥ずかしすぎる
顔がだんだん赤くなるのが分かるほどほおが熱い


初対面の人に恥ずかしい独り言聞こえてたなんて…!

「んー…でもな」


フリーズする私をよそに彼はジロジロ見定めているように見てきた



「オマエ、胸ねーな」



その瞬間、屋上にバチンッ という音が響いて
なにが起きたのかは言うまでもない

アイツの好きなタイプ…2→



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設定タグ:青峰大輝 , 黒バス , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ナズナ(プロフ) - らいらさん» ありがとうございます!すごく励みになります!!更新を再開したので、これからもお願いします!!! (2016年7月24日 23時) (レス) id: f82c994239 (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - 赤司くんのから一気に読んでしまいました……!とっても面白いです。これからも頑張ってください!更新楽しみにしています! (2016年5月17日 19時) (レス) id: 9beecf50a9 (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - さくらひめさん» ありがとうございまーす!!次のリクエストは今からアンケート作るのでそれにお願いします! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4c168eb0f1 (このIDを非表示/違反報告)
さくらひめ(プロフ) - 続編おめでとうございます!次のキャラのリクエストをしてもいいですか? (2016年3月14日 18時) (レス) id: cd9df981f8 (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - 赤菜さん» ありがとうございます〜!なるべく沢山更新できるように頑張りますねー (2016年3月7日 20時) (レス) id: 4c168eb0f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナズナ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2016年3月4日 8時

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