理不尽な真相 ページ7
蒼弥side
階の違う3年生の教室にまで、声が響いたという騒動は
一言で言えば酷く理不尽なものだった。
朝、俺は普段通りと変わらない時間帯に家を出て
駅に着いたら、待ち伏せしていた木本と佐藤に｢猪狩くーんｗ｣って捕まって絡まれる。
授業中は何も無いけど、合間には黒板消しとかプリント回収を毎度押し付けられるから面倒だった。
ー担任はそれを見ていても注意することなく、寧ろ俺にやるように言ってくるからもう何も期待していない。
そうこうしている間に昼休みになり
一緒に食べる人もいない俺は、お弁当の入った鞄を手に持って人気のない場所を探して教室を足早に出ようとした
その時。
女｢ちょっと待って猪狩くん｣
昨日、彼氏が来るからと押し付けてきた甘ったるい声の、高地先生曰く違反をした女子だった。
｢なに？えーと…｣
ヤバい、名前…(・・;)
女｢山下。人の名前は覚えられないの〜？
学年トップのくせに｣
｢成績良いのと、人の名前を覚えるのは関係なくない？｣
女｢…というか、チクったでしょ｣
女｢高地先生に、資料整理の事!｣
｢チクってない。俺が行ったら、高地先生が山下さんに来るように言ったの覚えてたんだよ｣
女｢急用が出来たとか言わないの？どうせ否定しなかったんでしょ｣
｢いや、何を否定すんの…
そもそも譲歩してくれるっていうのを無下にしたのはそっちでしょ？｣
女｢猪狩くんが用事あるって言えば、停学にならなかった！ならアンタが悪い!!｣
｢…暴論｣
女｢カースト底辺の猪狩くんと、上位の私なら私の言うことが正しいと思う｣
意味がわからない
よくそれでここまでやってきたな、と自分勝手な主張に困惑する。
女｢猪狩くんがちゃんとしてれば…!
高地先生脈アリだったのに、最低!!｣
｢それは絶対ない｣
思わず即答したら、何処かから数人誰かが吹き出すのが聞こえた。
女｢許さないから、底辺のくせに｣
ﾓﾌﾞ女｢ちょ、やめなよ！ヤバいって!｣
山下さんがスカートのポケットから何かを…
｢!!!｣
手に持っているのは、折りたたみ式のナイフ
射殺さんばかりの目でこっちを見ながら、震える手で刃先を俺に向ける。
女｢猪狩くんのせいで、彼氏にも…｣
｢は！？｣
女｢龍斗に振られたんだ…許さないっっっ!!!!!!｣
聞き覚えのある名前に、避ける事が出来なかった。
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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