悪くないのに ページ8
蒼弥side
目が覚めるとそこは天国でした
…ということもなく。
保健室のベッドの上で、脇には鞄が置いてあった。
多分起きたら病院へ行く、って事なんだろうな
｢家に連絡いってるよな〜…｣
あの時、聞き覚えのある名前に体が硬直して。
避けられない、そう思い衝撃に備えようとした瞬間
誰かが突き飛ばしてくれたお陰で、幸い怪我は腕を少し深めに切りつけられただけで済んだ。
本当はすぐにでも病院にいかなきゃいけないんだけど、山下さんは自分のした事にパニックを起こしていて
俺は｢大丈夫です、病院は大丈夫です｣とだけ繰り返していたから、とりあえず女子生徒の方を優先しよう、ということになった。
｢あの、すみません｣
カーテンを開けて、保健室の先生に声を掛けるけど席を外しているらしい。
探しに行こうかな、と何となく思った
早く帰りたいし…
しかしそれが間違っているとは、この時点では思わなかった。
授業中だからか、廊下を歩いていても生徒は勿論、先生の姿もない。
｢職員室には確実にいるはず…、｣
お、やっぱり。
話し声がするし
一言声を掛けようとしたら
担任｢だから言ってるでしょう、被害者である生徒に非があると｣
は？
高｢どうしてそうなるんですか。昨日の資料整理のことといい、悪いのは女子生徒の方ですよ。違反もしているし、約束は守らない｣
担任｢でも、クラスメイトの大半が猪狩くんが悪いと言ってるし…｣
高｢クラス全員で彼にイジメをしてるなら、口裏を合わせている可能性は考えないんですか？｣
担任｢イジメなんてありませんよ！猪狩くんの被害妄想が激しいだけです｣
高｢本当にそうですか？
校内で見かけても、クラスメイトと楽しそうにしている姿は見たことがない。
大抵、他の生徒がやるはずだった雑用を押し付けられて強制的にやっていますよ｣
担任｢それは…｣
クラスの大半が、俺が悪いって言ってる…？
安｢まあ、とりあえず猪狩くんに話を聞こう。話はそれから！｣
担任と高地先生の言い争いを、安井先生が仲裁に入った。
｢……っ｣
こんな時まで、俺は悪く言われなきゃいけないの？
高地先生以外、信じてくれる人はいないんだ…
先生が来る前に、行かなきゃ
そう思い、気がついたときには
学校を飛び出していた。
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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