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イ「凄い!高ーーい!」
キリヲ「フフフ、びっくりしたやろー。学校の中央、3年塔のすぐ下見てみ。
あれが「開催の鐘」。前夜祭の終了とともに鐘が鳴って本祭が始まるんよ。
あんぽんたーーーーん!!」
イ「『!?』」ビクッ
イ「ええっ、先輩!?」
キリヲ「あっはっはっ。大丈夫や、特殊なガラスやから聞こえへんよ。向こうからは壁に見えるし。」
イ「そうなんですか。」
キリヲ「だーれも気づいてへんやろ。こっから見たら誰が
キレイやと思うわ、時々無性に見たなるんよ。」
イ「(こんなにはしゃいでる先輩初めて見た。)」
"キリヲ「弱い悪魔でも使える魔具作ってた上下の差がなくなったらええなぁって…」"
キリヲ「ここに来たのは心の準備みたいなもんや、緊張しぃでな。」
イ「先輩。
師団披露で特賞狙いませんか。」
『わ、私もそれには賛成です!』
キリヲ「ん?とく…ええ?」
イ「むっ、難しいですかね…やっぱり。」
キリヲ「うーん、そらなあ。特賞なんて師団の中でとハイランクの悪魔が集まったトップクラスがとるもんやし…僕らみたいな弱小師団には夢のまた夢…」
イ「だからこそ…!弱小だからこそ僕らが特賞を取ったらハイランクの皆さんもびっくりするはずです!
学校の皆にキリヲ先輩の努力を証明する。
それこそがキリヲ先輩の野望に近づくことになると思うんです。しっしましょう!!」
『私達の花火で他の皆をあっと言わせて特賞狙いましょ!』
キリヲ「……それは素敵な考え方やね!しかし見た目によらず凄いこと言いよるなぁ、入間くんと夢女ちゃんは。あっはっはっはっ」
イ「そっそうですかね。」
『そ、そんなに笑います?』
キリヲ「ほんまとんでもない野心家や。君たちと僕は…
ほんまにお揃いなんやな。」
イ「?
えっと…」
キリヲ「なんでもないよ。さっ、もう行こか。準備をあの二人に任せっきりはあかんしな。あっ、ここのことは内緒やで。」
イ「あっはい。」『分かりました。』
今、話してる先輩はいつもの先輩でさっきの怖さはなかった。
…気のせいだったんだ。ちょっと疲れてるのかも…
キリヲ「あ、そうや夢女ちゃん。ちょっと今すぐ話したいことあるんやけどいいかな?」
『…え?』
キリヲ「入間くんは先に言っててや。」
イ「は、はい…」
入間は部屋の外に出ていった。
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推し??Love(プロフ) - 凄い面白い話でした‼️一つ訂正?なのですが、ゴエモンの一人称は私じゃなくて拙者だと思うのですが、、、間違っていたらごめんなさい (12月22日 20時) (レス) @page4 id: ae87ea37ab (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 入間君オチがいいな (2022年9月9日 16時) (レス) @page2 id: e253278afe (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - フィルライさん» フィルライさん、コメントありがとうございます!知ってます!!毎日新しい動画&見返すほどはまってます!面白いですよね… (2022年4月4日 12時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
フィルライ(プロフ) - あの、尾も白い人たちって知ってますか?知らなかったら見てみてください!面白いですよね! (2022年4月4日 8時) (レス) @page13 id: 5dffbeb247 (このIDを非表示/違反報告)
アニポケ好き - 続きが速く見たいな〜 (2022年3月21日 14時) (レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年5月4日 16時