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悲しい再開 ページ37

一方イズミたちは敵を殲滅してひと段落した所だった


お互い息が荒く、所々に傷をつけている


それでもまだ軽い方なので気にしていない








「これで・・・全部、かしら・・・」


「これ以上来ても、さすがに無理なんだけど・・・」




背中あわせにして崩れ落ちる二人



もう戦う気力も残っておらず、自分たちの体を支えるのに必死だった






「リツちゃん、Aちゃんのことちゃんと取り戻せたかしら?」



「さあね、俺たちを差し置いて助けに行ったんだから。そうでないと、許さない」



「あら、嫉妬かしら?もしかしてイズミちゃんAちゃんのこと・・・」



「それはありえないから」








アラシの言いたいことがわかっていたのか途中で言葉を遮るイズミ



しかし、アラシはその本心を知っているのかこれ以上問いかけなくても笑みを浮かべたままだ



それに対し、イズミはさらに気を悪くする








「なあに、その生意気な顔」



「あら、失礼ね。生まれつきよこの顔は」



「じゃあ、ナルくんは生まれた時から生意気だったわけ?」



「さあ、それは人それぞれじゃないかしら?」



「少なくとも俺の中では生意気の域に入っていたけどね」






お互い軽口を言い合いながらゆっくりと立ち上がる






「とにかく、皆と合流しましょ」



「眷族の気配は途絶えていないから、おそらくAはまだ生きてる」



「じゃあ、なおさら急ぎましょ」







そう駆けだそうとした時



ガサガサと近くの草陰から音が聞こえた



それと共に聞こえる規則正しい足音









イズミたちは警戒をするが、草陰から現れたその正体にイズミは驚愕する


相手の方も驚いたのか美しいその翡翠の瞳を開かせる






「イズミ・・・さん?」






呼ばれた自分の名とその声にイズミの頭の中はさらに混乱し、率直な問いしか口に出せなかった





「ゆうくん・・・なんで、生きて・・・?」





そんな彼の問いにその金髪の青年は悲しい笑みを浮かべるしかなかった

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御霊t(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます。イラストですが、ぜひお願いします。 (2019年3月29日 21時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主ちゃんを描かせてもらえませんか? (2019年3月29日 13時) (レス) id: d103003c9a (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 真咲夢月さん» コメントありがとうございます。イラストの件ですが、ぜひお願いします。絵が描けない身なのでこうしてコメントが来てくれると嬉しい限りです。これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月24日 22時) (レス) id: 84fe06f180 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます、温かいコメントに励まされます。まずは体調面の方から快復に向けて頑張っています。また更新はパソコンの使用許可がでしだいするようにしますので気長に待っててほしいです。これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月24日 22時) (レス) id: 84fe06f180 (このIDを非表示/違反報告)
真咲夢月(プロフ) - コメント失礼致します。夢主さまイラストを描かせて頂いても宜しいでしょうか……? (2019年3月24日 14時) (レス) id: 89b181a2cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御霊t | 作成日時:2019年2月15日 23時

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