攫われた少女 ページ11
ここまで走ってきたのか若干息が荒い
ツカサも事の重大さを悟ったのか、遅れて顔を青ざめる
「Aさん、早く離れてください!!」
「サセナイ・・・」
次の瞬間、イズミの体からとてつもない衝撃波が放たれ
抑えていたリツとツカサは吹き飛ばされた
『リツ!ツカサ!!』
二人の元に駆け寄ろうとしたAの目の前には妖しい笑みを浮かべたイズミがいた
「行かせないよ」
襲ってくる浮遊感、気付けばAはイズミに姫抱きされて神社の外にいた
リツとツカサの悔しそうな顔が見える
それを最後にAの意識は途絶えた
一方、リツとツカサは痛む体を懸命に起こし、イズミたちが去った方向を見つめていた
「これは・・・思っていたより最悪の事態だね」
「どうしましょうリツさん、このままではAさんが!」
「落ち着いて、スーちゃん・・・セッちゃんのことだから、そうすぐにAを喰おうとはしないはずだよ」
Aを守りなかった不甲斐なさに嫌気がさすリツだったがすぐに気持ちを切り替える
「とりあえずナッちゃんたちに至急文を送って、今のセッちゃんが相手になると俺達じゃ太刀打ちできない」
「わかりました」
そう言うとツカサは文をしたためるべく自室へと急ぐ
(A・・・俺たちが助けに行くまで、待ってて)
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御霊t(プロフ) - 花鈴さん» お気づかい、コメントありがとうございます。楽しく読んでくださり作者としては嬉しい限りです。私としては冬は好きなのですが、寒さには弱く家に引きこもる日々が続いています。ですが、できる範囲で頑張りますので、これからも応援よろしくおねがいします (2019年2月10日 22時) (レス) id: 84fe06f180 (このIDを非表示/違反報告)
花鈴 - 初めてコメントさせていただきます。いつも楽しく読ませて頂いております!持病をお持ちなのですね。まだまだ寒い日が続きますしどうぞご自愛ください。これからも応援しています。 (2019年2月10日 20時) (レス) id: 0fa2481ff6 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 萩さん» コメントありがとうございます。受験生なのですね、私の方こそ応援しています。勉強、頑張ってください。また、この小説を息抜きに読んでくださりとても嬉しいです。体の負担にならない程度にこれから更新頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いいたします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 84fe06f180 (このIDを非表示/違反報告)
萩 - ひぇぇぇぇ...持病をお持ちだったんですね... 私は受験生ですが、この小説をよく息抜きに読みます。 作者さんの辛さは、私の比ではないかも知れません。無理をしない程度に、頑張って下さいね。応援しています。し続けます! (2019年2月9日 22時) (レス) id: 94abb9a787 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - あきなさん» ありがとうございます。温かいコメントに感謝します。語彙力が乏しくうまく物語を伝えられているか、更新するたびに不安になりますがこのようなコメントをいただいてとてもほっとしています。これからも自分のペースで頑張っていきたいと思います (2019年2月9日 21時) (レス) id: 84fe06f180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御霊t | 作成日時:2018年12月15日 14時