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スバルと名乗った少年は真っ暗な部屋を見渡す







「うわあ、真っ暗だね。ねえ、もしかして君はずっとここに住んでるの?」







淡い光を纏った少年に聞かれると私はコクリッと頷く








「そっか、つまんなくないの?」



「つまんない、でも、でれない・・・でられない・・・」







そもそも出ることしたい諦めた






俯く私に彼は笑いかける









「そんな悲しい顔しないで・・・そうだ」









そう言って彼はパチンッと指を鳴らす




すると次の瞬間、何もなかった部屋に色がかかる




今まで真っ暗だったそこに光がさす









気付けば壁にいくつかの窓ができていて、そこから日の光がさす









私は思わず窓の方に駆け寄る









そこから見えたのは見たことのない世界だった



自分の知らないものがいっぱい溢れていた









「あれが、たいよう・・・?」




窓の向こうの上の方でギラギラ輝くものを見つめる








「あっ、あんまりじっと見てると目が悪くなっちゃうよ」




そう言って彼は私の目を手で防ぐ









「たしかに・・・すこし、へんなかんじ」




「君、本当に何も知らないんだね」




「うん、しらない。でも、さっきまでなにもなかったのに・・・」




「魔法で窓を創ったんだ。それより君の名前は?」









名前。と私は何回も唱える









「もしかして、名前もわからないの?」






もう一度頷く




「そうか・・・」









うーんと何か考える素振りを見せる彼をほっとき私はもう一度窓の向こうの世界を見つめた









「A・・・」









突然呟いた彼に私は首をかしげる









「君の名前だよ、名前がないと悲しいだろ?」




「そうなの?」




「少なくとも俺なら悲しいね。決まり、今日から君の名前はA。よろしくねA☆」









突然現れ、勝手に名前を決めてきた彼









それでも、彼からもらったこの景色と名前はとても心地いいものだった

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御霊t(プロフ) - 名無し74047号さん» リクエストありがとうございます。最近忙しくて更新できてませんが、落ち着いてきたら更新したいと思っています。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
名無し74047号(プロフ) - 久々にログインして作品をよんでいました。私的には葵兄弟のどっちかを登場させてほしいです!更新頑張ってください。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: a7da0451fd (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 羅衣奈さん» コメントありがとうございます。なるほど、では次はRabitsかUNDEADの誰かを登場されようかと思います。リクエストありがとうございます。ちょうど次に登場させるキャラクターを誰にしようかと迷ってた所だったんですよ。本当、感謝します。 (2018年3月31日 19時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - とても面白いので、続きが楽しみです!次は、どのキャラが出て来るのか気になります!個人的には、RabitsかUNDEADの誰かが良いです!(推しユニなので♪)更新頑張ってください! (2018年3月31日 18時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
名無し74047号(プロフ) - 御霊tさん» いえいえ、掛け持ちは大変ですよね。ゆっくりでいいので更新頑張ってください! (2018年3月30日 14時) (レス) id: a7da0451fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御霊t | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年10月20日 22時

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