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騎士の怒り ページ17

一方、レオと凛月はひそかに行動を起こしていた



ある一室で二人は数人の男たちを呼びだしていた



皆、婚約者候補の書類に自分の息子を加えていた者たちだった









「よくもまあ、小賢しいことしてくれたよね〜♪あんたら」









口調はいつもどおりだが、凛月の瞳は正反対で冷たい




彼に睨みつけられ、男たちは体を小さくする









レオはただ黙って様子を見ているだけだ









凛月は気にすることなく話を進める









「ほんと、あんたらみたいな奴らがA様の近づくなんて百年、いや千年早いんだけど」



A様が穢れちゃう









一瞬、頬を緩ませる凛月だったがすぐに表情は戻る









どこか不満ありげな男たちは負けじとレオたちを睨みつけるが









「なんだ、その目は」









今まで黙っていたレオが男たちの足元すれすれに剣を突き刺す









男たちは息を止める




それもそのはずだ、目の前にいる少年はかつて戦場で数多くの勝利を納めた騎士団の一人なのだから




到底敵う相手ではないということは誰もが知ってる









「おまえらの私利私欲のために俺たちのお姫様を利用するな!今回はお姫様の要望で許すが次同じことをしてみせろ。俺たち「Knights」全員を敵を回すことになるぞ!!」









どこか脅迫するような口ぶりで、怒りを瞳に宿し、激昂するレオ





それはさながら名前と同じ獅子のようだ





男たちはあまりの恐ろしさに逃げて行った









「王さま、どうするのあいつら・・・」



「ほっとけ、どうせ牙をむいたところで俺たちの敵じゃない」









まだ、怒りが治まっていないのかご機嫌斜めなレオ





豪快に扉を開け、部屋を出ていく









「このことをA様が知ったら・・・A様はどう思うんだろう」







凛月の声がレオに聞こえることはなかった





そして凛月もレオの後を追って部屋を出て行った

後悔しない→←見守る影



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御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。続編は余裕があれば、明日くらいに更新しようかと考えておりますので待っていてください (2017年11月18日 17時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - 短編集も読んで見たい気持ちですが、私的にはこちらの作品をいつも楽しみに待っているので、短編集はもう少し後にしてほしいです!続編楽しみです! (2017年11月18日 15時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。わざわざ別の作品も見てくださり、嬉しいです。確かにせないずは最高ですよね。これからも更新頑張っていくので応援お願いします (2017年11月8日 22時) (レス) id: ab2fec6353 (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - お話し(?)中失礼します。最初から読ませていただきました。その手をとって契約をの方も拝見しましたが、どちらもとても面白い作品ですね!私、せないず好きなのでこれからもどちらの更新も楽しみにしてます。 (2017年11月8日 22時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - *神*威*さん» そうだったんだびっくりしたーあの時はありがとうね。すごく励まされたよ( ^ω^ ) (2017年11月8日 20時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御霊t | 作成日時:2017年10月3日 21時

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