神父の貴方と死神の私〜2〜

第六十九話 ページ32

「フッどうしたんだいカラ松ガー……」

サングラスをかけ直し、振り向くとそこには、

DREAMに出て来たあのgirlがいた。

「すみません、いきなり…」
「い、いや、気にしないでくれ。
それで、どうしたんだ？」
「……ここじゃ、話しにくいので、近くの公園で話を聞いて貰ってもよろしいでしょうか？」

「あ、ああ。」

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girlと一緒に、近くの公園に行く。
今日は平日だからか、子供は一人もいなかった。

「それで、話とはなんだ？」
「……貴方は…


カラ松さん、ですか？」

「なんで知って、…………！！」


girlが俺の名前を言った瞬間、

頭の中に、光が差したようなイメージが流れた。

それは、俺の

前世の記憶。

「あ、あぁ……思い出した……

俺はあの時…君に…Aに助けられて、生き延びて…寿命で…………」

「思い出しくれたんですね………」

顔を上げると、girl…Aが、
嬉しそうな、泣きそうな顔で微笑んでいた。

「カラ松様…………」

衝動が込み上げて、思わずAを抱きしめる。
「A…Aっ……！！
会いたかった………！！」

涙が次から次と溢れ出てくる。



『また、会えたね…！！』

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