第五十話 ページ13
カラ松side
「なっ……」
おそ松の口から言われたのは、驚愕するほどの、Aの酷い過去だった。
それを認めるには、あまりにも難しくて
悲しくて、苦しくて。
辛、くて…………。
「……なぁ、カラ松。お前が悪魔や死神に対して、何を思おうと、お前の自由だけどさ。
悪魔や死神の皆んなが皆んな、同じなんだって考えはやめた方がいいよ。」
おそ松に言われて、俺は黙り込む。
…………俺は……何をして居たんだ。
言われてみれば、思い当たる節がある。
俺が16歳の時。子供の悪魔を、俺は撃ち殺した。悪魔は、危険な生き物だと思って居た。
だが、それは…………
俺の中の、勝手な思い込みだった。
俺が、悪魔や死神を消す度、街の人々は喜んで居た。
悪魔や死神は、危険な生き物だから、消されて当たり前だと。
…………それをおかしいとも思わずに。
……Aは、どんな気持ちだったのだろうか?
どんなに傷付いたのだろうか?
毎日遊びに来て居た教会の男に、いきなり撃たれて……?
「…とにかく、しばらくはAは、教会にこさせねぇから。
もし一松に聞かれたら、自分のやった事を正直に全部言え。
…………それが、お前に出来る事だ。」
そう言い残すと、おそ松はAを姫抱っこして、飛び去って行った。
「……………………。」
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蓮花46猫 - サクラさん» 後日談ですね!!亀更新が復活するかもしれませんが←頑張って書かせていただきます!! (2018年6月1日 22時) (レス) id: 2f47d31780 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - その後話が欲しいです! (2018年4月23日 3時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
白ウサギ - カラ松girlさん» ありがとうございます!涙 応援1つだけでも嬉しいことこの上なしです!涙 (2017年8月11日 0時) (レス) id: 2f47d31780 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松girl - 面白いですね!これからも、この小説を、完成させて下さい!応援してます!! (2017年8月8日 23時) (レス) id: 141df8555e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮花46猫 | 作成日時:2017年5月14日 22時