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027 イタチSide ページ28

三代目様は



俺と泣いているヒカリを見た。



ヒルゼン「イタチ…暗部と一緒に

ヒカリを火影邸に連れて行ってくれるか…」



イタチ「俺はいいですけど…」



ヒルゼン「頼む…」



気が引けたが



ヒカリの手を握り、火影邸に向かった。



ヒカリは何度も何度も振り返った。



イタチ「…ヒカリ…行こ…」



『…うん…』



イタチ「俺の手を離さないでね」



『…うん…』



頷くヒカリは



繋いでいる手を震えながら少し強く握った。



俺は、その手を感じて決めた。



イタチ「…ヒカリ…」



『……』



イタチ「俺、強い忍になって

ヒカリとヒカリの弟を守るよ…」



『イタチ…』



イタチ「約束する…

ヒカリが俺達の一族を大切に思ってるくらい

俺もヒカリが大切だから…守るって決めたんだ…」



今だに涙をためているヒカリの前に



小指だけ立てた手を出した。

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作者名:あいあい | 作成日時:2021年6月19日 19時

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