8話 ページ9
sideA
自室に戻り、仮面を外して宙に浮く。
上も下も右も左もあらゆる場所が本で埋めつくされている。
A『あ、そうだ。』
A帰宅した。
カルエゴからの返信は基本ない。
心配してるか分からないが帰宅した報告ぐらいはすべきだ。
ヘルシャフト「A〜、夕飯だよぉ〜。」
A『ん。』
家事は基本ダディーがする。
A『ダディー、アヴィがまた嫌いなもの寄越す。』
アヴィド「ちょっと!」
ヘルシャフト「要らないなら食べなくていいよ。」
息子に冷たい父。
A『ダディー、コレ好きだった。』
ヘルシャフト「ホント〜!?じゃあまた作るね♡」
アヴィド(まあ飯作ってくれるし、小遣いくれるからオレは良いけど。ととの期待を全面に受けるAの方が大変だと思うけど。)
A『ごちそうさま。』
ヘルシャフト「はーい。」
また自室に戻って本をめくる。
ヘルシャフト「A、お風呂先に入りな?」
A『わかった。』
風呂に入る。
sideヘルシャフト
ヘルシャフト「あ、出た出た。やっほー、カルエゴ。」
カルエゴ【なんですか、クルック先輩…】
電話先でも嫌そうな顔がすぐわかる。
ヘルシャフト「Aの帰り遅かったんだけど、お前?」
カルエゴ【図書館で本に夢中で眠っていた為、起こして帰らせました。】
ママに似て限界まで頑張っちゃうからね。
ヘルシャフト「帰り遅かったからカレシ?って聞いたらうざいって返ってきたんだけど!どう思う!?」
カルエゴ【知りませんよ!!関係ないじゃないですか!】
ヘルシャフト「まーだ、カルエゴと結婚する〜!とか言ってるからさァ。潔く振ってよ。お前になんか興味ないってさぁ。」
カルエゴ【……】
寝落ちした?
ヘルシャフト「カルエゴ。聞いてる?」
カルエゴ【…聞いてます。】
ヘルシャフト「担任なんだってね。なら何時でも会えるし振れるよね?」
カルエゴ【……】
ゴンって鈍い痛みがした。
ヘルシャフト「いっっ…!なに〜?」
アルテ「いじめない。」
怒ったママも可愛い。
ヘルシャフト「だってぇ…」
アルテ「Aが泣くよ、ずっと暗いままになるよ、嫌でしょ?ダディーなんか嫌いって言うよ。」
嫌いって言われたら
ヘルシャフト「耐えらんないよ!!」
A『ダディー、うるさい。』
あ、お風呂上がったんだ。
ヘルシャフト「ちゃんと髪乾かしてから本開きなさいよ〜。」
A『うざい。』
なんでこうなったかな!?
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください! (2020年6月10日 10時) (レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年4月11日 19時