第154話 ページ25
突然勢いまかせにロン毛の男へと突進していったイナリ君。
やばい！早く止めないと！！
『やめてイナリ君！戻って！！』
必死でイナリ君を追いかける。しかし理論上、私がイナリ君に追い付ける筈も無かった。
駄目だ…これじゃ間に合わない……ッ！！
視界の隅で、男が刀を引き抜くのが見えた。
『ッ辞めろォォォッッ！！』
シュガッ！！
……しかし、そんな私の叫びも虚しく、男は一瞬にしてイナリ君の体を切り裂いた……______
「！」
…筈だった。
『なっ…！？』
男が切り裂いた"ある物"がゴトッという音を立てて地面に落ちる。しかしそれはイナリ君の肉片なんかではなく、何の変鉄もない只の丸太の木片だった。
『えっ…！？これって……』
「変わり身の術…！？」
「遅くなって悪かったな…」
「『！』」
その声が聞こえた瞬間、突然誰かが私の目の前に現れた。それもイナリ君とおばさんの二人を連れて…
そしてその二人を連れてきたのは紛れもなく今この目の前に居る人物……見慣れたオレンジ色のジャージに持ち前のツンツン金髪ヘアー。
そう、つまりは……
「ヒーローってのは遅れて登場するもんだからよ…」
「ナルトの兄ちゃん…！」
『ナルト！！』
ナイスタイミングナルトォ！！しかも継いでにイナリ君とおばさんまで奪還しちゃうなんて！！天才かお前は！！
「イナリよくやったな！！お前が奴らをひきつけてくれたおかげで、母ちゃんを助けられたぞ」
「…チッ余計なのがまた増えやがったか……」
「A！後はオレに任せるってばよ！」
そんなことを考えていると、再び刀を構え直すロン毛に一人立ち向かおうとするナルト。つーかこいつ、この状況でまだ諦めてないのかよ…さっきの奴といいタフだなぁオイ。
『あ、ほんと？でもまあピンチになったらちゃんと呼んでね』
「んだと！？舐めた真似しやがって…ふざけんじゃねェぞクソガキが！！」
「だ…大丈夫なの？兄ちゃん！」
「ああ」
刀を構え、勢いに乗って此方に向かってくるロン毛。それに対してナルトは手裏剣で対応するも、全て刀で弾き返されてしまう。
「フン…そんなものが効くか！！」
『くそっやっぱ手裏剣は駄目か…って……あっ』
「バーカ」
ドカッ！！
…気が付くと次の瞬間には、男は突然後ろから現れたナルトの影分身によって、頭を思いっきり蹴り飛ばされていた。
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年11月20日 21時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす！！！滅茶苦茶嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です！超応援してます！頑張ってください！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ！！？めちゃくちゃうれしいです！！本当にありがとうございますー！！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます！とても面白いです！がんばってください！私もうこの話のファンになっちゃいましたw！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年10月8日 13時
