96話 ページ47
A視点
A「まぁ、そうなるね。それから、忍術を使える事や呪力が使える事………黙っててごめん………」
ベルトルト「いや、それなら僕達も巨人化の事黙ってたから………僕達の方こそごめん……」
ライナー「あぁ、そこはすまなかったな」
A「でも、本当はこれだけじゃないんだ………」
エレン「これだけじゃないだと?一体何があるんだ?」
A「ねぇ、エレン……定義の時に私は言ったよね?『私が使ってる技は、貴方達にも出来る事』って」
エレン「?あぁ、言ってたが、それがどうかしたのか?」
A「あれは………半分くらい嘘なんだ……」
エレン「………は?嘘……だと?」
A「うん………私が使ってるのは一族にしか使えない技ばかり………その一族じゃない人が使える事何てない………だけど、私はそれが使えた……その一族でもないのに…………だから、どんなに頑張っても、私が使ってる殆どの技は此処の人達には真似出来ない………」
血継限界は……此処の人達には出来ない………
だけど、血継限界を持ってない一族に生まれたのに、血継限界が私は使えた………
それの所為で………!
それに……
A「こんな私でも、ベル君は好きで居てくれるの?こんな………例外ばかりの私を………」
それで手袋を左手がないから、口で噛み、手袋を取り、右膝に乗せて、右の手の平を見せた
ライナー「!その手の平の口は……!?」
A「これは………私の仲間に教えてもらった術なの………一生なくなる事何てない………ねぇ、ベル君………こんな私でも………まだ、好きだと思ってる?こんな………私を………」
あぁ、何で、自分で決めた筈なのに………
ベル君とお兄ちゃんに嫌われるのが怖いんだろ………
ベルトルト「言った筈だ!どんなAでも僕は好きなんだ!」
………えっ?
ライナー「そうだな。どんなAでも、俺達は……Aの兄妹、姉妹、恋人である!そんな事で嫌いになる訳ないだろう?」
お兄ちゃん…………
ベル君…………
A「あり………がとう………グスッ……ありがとう…………ありがとう………」(泣
ベルトルト「心配する事ないよ………僕達は………Aの味方だからね………」
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作者名:りん松 | 作成日時:2019年6月11日 18時