紅徳と紅麗 ページ8
紅麗が生まれて1ヶ月経った頃
紅麗の生誕祭が行われることになった
生誕祭に向けて
着々と準備が進められた
煌帝国の習わしとして
皇族は生誕祭の主役にものをプレゼントする
習慣がある
子がまだ小さい時は
母親に向けてのプレゼントもある
そして
生誕祭の日を迎えた
私は
真っ赤な装飾の冠
真っ赤な飾りのつく服をみにつけた
「大儀であった」
皇帝の声が響き、国民が拍手する
そして国民が去ってから
プレゼント渡しが始まった
紅玉様からは
子供用の服
白瑛様からは
私への服
そして
白龍様の番になった
「苺凛妃
この度は誠におめでとうございます」
堅苦しい挨拶に私は頭を下げた
周りの皇女様方は白い目を向けていた
「俺からはこれを」
そこには
金の腕飾りがあった
「苺凛妃へ」
そうして付けてもらった腕飾りは
金でも控えめな品のあるものだった
「有難く頂戴致します」
私は深々と頭を下げた
最後の紅覇様の番になった
「この度は誠におめでとうございます」
紅覇様は嬉しそうに
でも
儚げに言った
そして
私の耳に桃色の飾りの着いた耳飾りをつけた
「皇帝の妃に飾り物を贈るなんて」
皇女様の声が聞こえた
そう、本来飾り物は
「自分のモノ」
という証として恋人や妻に送るものである
贈られた相手は感謝の気持ちを表すため
それを肌身離さず身につける風習だ
私は
頭を下げた
皇帝はどう思っただろうか
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推しは最高神☆推しを幸せに☆ - 面白いろいです!!最初そうりんちゃんに酷い事した白龍ゆるせませんでした(モルもです)あと、紅徳は最低。 ですが小説は最高なので更新待ってます! (2020年9月5日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごみるく | 作成日時:2019年10月5日 11時