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紅き姫君 ページ5

お腹が少し膨らみ始めた頃

私は庭に出ることを許された


前は悪阻が酷かったものの


今はだいぶ楽になった



庭のシロツメクサが咲く野に座る




風の音



鳥の声




水の滴る音




全てが愛おしくなるほど


懐かしい




久しぶりの土の匂いに深呼吸した




眠くなってうとうとしていると



頭に何かが被さった



驚いて振り向くと





「ひさしぶりだわぁ!

苺凛ちゃん!!」




紅玉様がいた




私は一年近くあっていなかった


紅玉様の姿に涙が出た




私の涙に慌てた紅玉様は



ゆっくりと背中をさすってくれた




「でも、不思議ねぇ〜」



泣き止んだ私の隣で彼女は呟いた


私が不思議そうに見つめると


彼女は苦笑いしながら言った



「だってね

苺凛ちゃんは私と差程歳が変わらないわぁ


寧ろ、私の方が年上



でも、苺凛ちゃんは


3人も子供がいるなんて



なんだか、不思議ねぇ」


紅玉様は私のお腹を見つめて言った




「、、、それが


私の存在意義ですから」


私の言葉に


紅玉様は少し俯いた



「ねぇ、、、苺凛ちゃん」


意を決したように



私を真っ直ぐ見つめた




「そのお腹の子は、、、



紅覇お兄様との子ではなくて?」



私は静かに頷いた


お腹の子のことは


極わずかな人にしか知られておらず


皇族では紅徳帝しか知らない


紅玉様はおろか、


父親の紅覇様も知らない話だ



わたしの頷きをみて

紅玉様は遠くを見て言った



「、、、お兄様に会ってみない?」

救いの手→←唯一の希望



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推しは最高神☆推しを幸せに☆ - 面白いろいです!!最初そうりんちゃんに酷い事した白龍ゆるせませんでした(モルもです)あと、紅徳は最低。 ですが小説は最高なので更新待ってます! (2020年9月5日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごみるく | 作成日時:2019年10月5日 11時

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