唯一の希望 ページ4
婚儀が終わり
１ヶ月後
私は体調を崩した
生活の変化で疲れたのだろうと思っていた
でも日に日に
悪化する不調に疑問を抱いた
新藍が宮廷医師を呼びつけた時だ
宮廷医師は
朗らかな笑顔で言った
「おめでとうございます、苺凛様
ご懐妊ですよ」
私は驚いた
皇帝の新たな子に
喜ぶ人もいたが
いい顔をしない人も多かった
でも私と皇帝陛下は
分かっていた
妊娠発覚から２日後
皇帝が自ら出向いた
「苺凛」
「はい」
「その腹の子は
誰の子だ？」
そう
私と皇帝はまだ何も無い
元から政治のための側室だったため
このお腹の子は
皇帝との子ではない
皇帝も気づいているだろう
「、、、
陛下もお分かりでしょう
この子は
紅覇様との子です」
かなり不機嫌になった陛下は
早々に部屋を出た
私はお腹を撫でた
この子は紅覇様との子
でも皇帝の子として育てられるだろう
そうなると
紅覇様との兄弟として育てられる
白い目を向けられるだろう
それでも
この子は
私の
唯一の希望
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推しは最高神☆推しを幸せに☆ - 面白いろいです!!最初そうりんちゃんに酷い事した白龍ゆるせませんでした(モルもです)あと、紅徳は最低。 ですが小説は最高なので更新待ってます！ (2020年9月5日 22時) (
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2019年10月5日 11時
