看板娘237 ページ42
「よっ、夜一様!?」
バッと振り返って夜一様に向き直る。戦いの怪我はもうすっかりいいみたいで、流石の言葉に尽きる。夜一様も一護の様子を見に来られたのだろうか。
「Aもルキアも元気そうじゃな。戦いのキズは癒えたようで何よりじゃ」
「は、はい、夜一様こそ……ご無事で良かったです」
「で、どうなんじゃ。いい加減自覚したのか」
「じ、自覚、とは……?」
夜一様のお言葉に目線を逸らして1歩後ずさると、後ろのルキアに肩を掴まれる。その顔は好奇心と照れ、イタズラ心に満ち溢れていた。
「A……と、と、友達というものは、"こいばな"とやらで仲良くなると聞いた。Aが浦原のやつを好きと言うならば、私はお前が幸せになる為に相談相手にはなってやれるはずだ!他の方々のお力も借りて"こいばな"とやらをしよう!」
「へっ、あ、あの、」
「決まりじゃな。よォし、そうと決まれば尸魂界へ行くかの。おぬしと喜助の関係を知るような者たちはもうだいたいピンピンしとるじゃろ」
そういうと夜一様とルキアは私を有無を言わさず尸魂界へ連れていく。ルキアに「女性死神協会」会議室と言う場所で待機させられているが、私は何故こんなことに……??というか浦原さんに何も言わずにコチラに来てしまったが大丈夫なのだろうか……
「待たせたのー、ルキアにA。連れてきたぞ」
ガラリと扉を開けて夜一様がお戻りになる。入ってきたのは伊勢七緒副隊長、乱菊さん、リサ、何故か真子と京楽隊長。いや待ってなんだそのメンツは。
「最初は女性死神協会会長じゃという伊勢と松本に声をかけたんじゃが、京楽にバレて女性の手が欲しいと言うと矢胴丸にも声をかけ、それが理由で平子にバレてこうなった。まあ全員ある程度おぬしらの関係は知っておるしええじゃろ」
「A、よーやっと喜助が好きやて自覚したってほんまか?」
「というか今まで自覚しとらんのがオカシイんやけどなホントは」
「まーまーいいじゃないの、若いコの恋の悩みなんて酒が進んじゃうね」
「ねー!A、やっぱりそうだったのね!言ってくれたらいつでも相談乗るのに!今日は呑んで洗いざらい吐き出しちゃいなー!」
「京楽隊長も松本副隊長も呑みすぎ厳禁ですからね!本題はAさんの御相談に乗ることなんですから…」
わっと賑やかになる部屋に、私はただ戸惑うばかりだった。
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渚(プロフ) - BLEACHに再熱した者です!この作品とても好きです!浦原さんカッコイイです!!引き続きお話読めるの楽しみにしています! (2022年9月5日 18時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - はわ、、BLEACH再熱してしまってこの小説に辿り着いて刺さりすぎて徹夜で全て読んでしまいました、、、!!すごく好きです理想の浦原さんで泣きそうです!!応援してます!!! (2022年6月21日 20時) (レス) id: 849b00c654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し | 作成日時:2022年6月20日 19時