看板娘２００− ページ5
｢…さて、Aサン。ひよ里サンと一緒に準備、お願いしますね｣
｢っあ、はい！直ぐに…！｣
ボーっとしてしまっていたのか、浦原さんの声にハッとして立ち上がる。恥ずかしい、こんなことでは羨ましいなんて思う資格すらない。少し熱くなる顔を浦原さんから背けて部屋を出ようとすると、くいと死覇装を引かれた。
｢浦原さん……？｣
｢いえ、思ったより分かりやすくて｣
｢何がですか、｣
｢……信じてるし、頼りにしてますよ。Aサンのことも｣
にこ、と笑って浦原さんは優しく手を離す。私が考えていたことなど浦原さんにはお見通しだったのだろう。ありがとうございます、と小さく絞り出して今度こそ出ていく。
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｢マユリ、ちょっといいか……って、お前、何してるんだ｣
｢見て判らんカネ？滅却師の実験だヨ｣
｢相変わらず趣味の悪い……容器と注射器を取りに来ただけだ。悪いけど少し漁るよ｣
｢今注射器は使用中だヨ。まあもうそれは使わないことだし好きに持っていき給え。滅却師の矢の成分が入っているから、その辺の虚には有効だヨ｣
マユリは目を向けることも無く淡々と言う。相変わらず無愛想だな、まあ良いけど。こう見えて悪いやつ……ではありそうだけど、味方で心強いことには間違いない。
｢…使うかは分からないけど、貰っておくよ。ありがとうマユリ｣
｢礼など要らんヨ、気味が悪い。さっさと行き給え｣
素直じゃないやつ。滅却師の研究中に矢の成分を使わないはずないだろ、嘘が下手だなあ。ふふっと微笑んでじゃあ行ってくるよ、と言ってマユリに背を向けて部屋を出て行った。
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渚(プロフ) - BLEACHに再熱した者です！この作品とても好きです！浦原さんカッコイイです！！引き続きお話読めるの楽しみにしています！ (2022年9月5日 18時) (
レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - はわ、、BLEACH再熱してしまってこの小説に辿り着いて刺さりすぎて徹夜で全て読んでしまいました、、、！！すごく好きです理想の浦原さんで泣きそうです！！応援してます！！！ (2022年6月21日 20時) (レス) id: 849b00c654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年6月20日 19時
