看板娘２３２ ページ37
浦原さんに頼まれ、穿界門で藍染の封印架を瀞霊廷へと運ぶ。運ぶだけ運んで、すぐに浦原さんの元へ戻る為走った。その途中、見知った霊圧を感じてそちらへ向かう。
｢織姫！みんな！！｣
｢Aちゃん！｣
｢A……！無事だったか！｣
織姫にルキア、茶渡に石田、恋次。皆ボロボロだけれど、もう動けるくらいにはなったようだ。駆け寄ると織姫が無事で良かったと抱きついてくる。ルキアがそれを見て微笑んだ後、私に言った。
｢A、一護は……｣
｢うん、勝ったよ。案内する、行こう｣
そう言って一護の元へ。岩に腰かけている一護に最初に声をかけたのは織姫。緊張の糸が切れたのか、ぶわっと涙を流している。一護も私達が無事だった事にホッとしたようで、こちらに歩み寄ろうとしてきた、その時。
ゴトン、と音を立てて一護が倒れる。一護！！と慌てて駆け寄るも、一護は叫び声をあげて苦しんでいる。そうして彼はがくり、と意識を失った。
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戦いから十日経った。尸魂界の方ではもう大分元気な人々が増えたらしい。雛森副隊長とかは流石に重傷らしかったが。一護はまだ目を覚まさない。その間に、一護の父上から浦原さんが聞いたことを全部説明することにした。
｢……そんな…それでは、一護は……！｣
｢…うん。死神の力はおろか、霊を見ることも無くなると思う｣
俯いたまま言う。ルキアも驚いていたけれど、案外受け入れるのは早かったように思う。石田も茶渡も織姫も、動揺はあれど事情はのみこんでくれた。
｢…俺達はいい。だが、一護が力を失うのに耐えられないのは、一護自身のはずだ……｣
｢私もそう思うよ、茶渡。…大丈夫、実はもう浦原さんには頼んであるんだ。一護が望んだ時に力を取り戻せるように、何かを作れないかって｣
浦原さんも頷いてくれた。そんな泣きそうな顔しないで、と優しく言われた。それほど酷い顔をしていたのだろう。
｢だから私達に出来るのは、いつか一護が死神に戻るその日が来る時までに強くなっておくことだ。足でまといなんて御免だしな｣
そう言って微笑むと、皆も少しだけ寂しそうに笑った。
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渚(プロフ) - BLEACHに再熱した者です！この作品とても好きです！浦原さんカッコイイです！！引き続きお話読めるの楽しみにしています！ (2022年9月5日 18時) (
レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - はわ、、BLEACH再熱してしまってこの小説に辿り着いて刺さりすぎて徹夜で全て読んでしまいました、、、！！すごく好きです理想の浦原さんで泣きそうです！！応援してます！！！ (2022年6月21日 20時) (レス) id: 849b00c654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年6月20日 19時
