看板娘214 ページ19
刀を抜いて、お互いの武器が競り合う。十刃のNO.1の操る銃相手に通じるほどかは正直定かじゃない。そういうことなら…
「行くぞ、スターク」
ダンっと大きく地面を蹴る。夜一様直伝白打の威力は並じゃない。銃口がこちらに向かないように蹴りを入れ続ける。その間にラブやローズが斬り掛かるも、私に向かない銃口の代わりとでも言うように、容赦ない銃弾もとい虚閃が二人を襲う。この作戦は悪手か…?
「3対1にも余裕そうだな。流石
「勘弁しろよ。あんたら充分強えーんだから、これ以上応援呼ばれても困るぜ。特にあんたは穏便に済ませなきゃいけねえみたいだし」
「悪いね、私にはその気が無いんだ。早く倒れてくれれば楽だぞ」
「一応藍染サマに義理ってやつがあるんでね。戦わねーでいいならそれがいいけどそうもいかねえ」
残念だ、と言うと俺もだよと言われて、蹴りを入れた足を掴んで私のバランスを崩させて地面へと投げ飛ばす。ガレキの中に突っ込まれて、ガラガラと乱暴に起き上がる。っち、あの野郎…!
「…不信心をお許し下さい。虚圏の神よ」
ハッチが救援に向かったバラガンと呼ばれた破面が散った。最初の戦功はハッチか…!私の後にガレキに叩き込まれた二人もまだまだ元気だ。
「…やったねハッチ。随分強そうな相手だったのに…」
「あァ、できれば俺らが先に片付けたかったがな……A!」
「っはい!」
ラブの声に、条件反射のように返事をする。愛川隊長と呼んでいた時期を思い起こす声で、ラブはスタークから目を離さぬままに私に言った。
「お前、ハッチ達んとこ行け。確か回道使えたろ、二人とも重傷なんだ。お前が行って助けてやれ」
「…っ分かった。任せてもいいの?」
「大丈夫だよ、それに彼も去るもの追わずなタイプっぽいしね。Aを攻撃するのは気が引けるとも言ってたし」
「いいから行け、俺らだってお前のことあぶねえ目に合わせらんねえんだよ。恩人のお姫さんだからな」
恩人、とは浦原さんのことだろう。彼らなりに浦原さんと私への気遣いなのか。お姫さん、と呼ばれるのは些か物申したいが彼らの気遣いを無碍にするほど無粋な女では無い。二人の言葉にこくりと頷き、私は砕蜂達の方に向かって飛んだ。
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渚(プロフ) - BLEACHに再熱した者です!この作品とても好きです!浦原さんカッコイイです!!引き続きお話読めるの楽しみにしています! (2022年9月5日 18時) (レス) id: 9dd9702176 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - はわ、、BLEACH再熱してしまってこの小説に辿り着いて刺さりすぎて徹夜で全て読んでしまいました、、、!!すごく好きです理想の浦原さんで泣きそうです!!応援してます!!! (2022年6月21日 20時) (レス) id: 849b00c654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し | 作成日時:2022年6月20日 19時