【イナイレ】星の妖精は日本のサッカーで世界へ行く3

98話 イタリア戦4 ページ9

フィ「月愛こそ、相変わらず守りが固いね！」


ラフ「すごい、あの二人！」


鬼道「2人とも互角！」


「「月愛/フィディオ にかなう奴がいるなんて！」」


〈これは見事！星の妖精と白い流星！互いに譲らず、ボールを奪い合っています！〉


なかなかボールを奪わせてもらえないわね…。

さすがフィディオだ…！


((ｽﾞｷﾝ


『いっ…！』


フィ「今だ！」


『あ、しまっ、いっ…！』


痛い、痛い痛い痛い！！


フィ「はぁああ！！」


〈フィディオのロングシュート！〉


円堂「イジゲン・ザ・ハンド！」


〈止めた！キーパー円堂、間一髪！〉


よ、よかった…。止めた…。


あ、れ？今、私はどこに立って…………




(ﾊﾞﾀﾝ





え？誰か倒れた？

いや、誰かじゃない。


円堂「月愛？月愛ーー！！！！」





倒れたのは、私だ。





風丸「ｯ！！月愛！！」


風丸が私の所へ走ってくるのが見える。

他のみんなも、私の所へ集まってくる。


風丸「大丈夫か！？」


月愛を抱き抱える風丸。


風丸「(ﾋﾟﾄ ｯ！？ すごい熱だ！」


豪炎「なんだって！？」


壁山「月愛さん、顔真っ赤っす！」


『これくらい…大丈夫よ…。まだ私は戦えるわ…………いてっ！』


起き上がろうとしたら、鬼道にチョップされた。


鬼道「前、俺にそのまま試合に出たら怪我が悪化するだけだ、と言ったのは誰だったかな？」


『あはは…。鬼道、これは怪我じゃなくて__』


風丸「だめだ。お前は救護室行き」


不動「おい！月愛は大丈夫なのか！？」


その時、ベンチにいた不動が駆けつけてきた。


基山「ちょうどよかった！不動くん、月愛ちゃんを救護室へ運んであげて」


風丸「頼む、不動」


不動「彼氏に言われちゃぁな。ああ、わかった」


風丸と交代し、不動に抱き抱えられる。


『ごめん、不動…』


不動「しゃべんな、寝てろバカ」


『みんな、最後まで戦えなくてごめん…。

頑張ってね！』


「「「おう！」」」


久遠「吹雪！交代だ」


吹雪「はい！」


秋「不動くん！救護室はこっち！」


吹雪「月愛ちゃん、君の分も頑張ってくるからね！」


『うん…。よろしく…吹雪…』


(ﾊﾟﾝ


私は、吹雪とハイタッチを交わしたあと、不動の腕の中で意識が途切れた………。

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