【rkrn】田舎少女の異世界紀行

来たぜ！忍術学園！ ページ6

なんか凄い速さで走ること数分。
いや私は姫抱きされとったんやけどそこはスルーで。
つーかなんで姫抱き？！

「さあ、着きましたよ。お入りください」

「はあ…」

目の前に大きな門。
そこには看板がかけてあるんやけど…。

『忍術学園』

いや、忍べや！！
堂々としすぎやろ！
まてよ、もしかするとこれが室町では普通…なんか？

「おかえりなさ……ヒッ」

中に入ると、童顔の男の人(男の子、のほうが適切じゃね？)が出迎えてくれた。
顔めっちゃひきつっとるし…。
人見知りなんかな？

「小松田さん、天女様を保護したんです」

「う、うん…天女様、入門票に、サインを…お願いします……」

おずおずとバインダーと筆を差し出してくる。

え、バインダー？！

室町にバインダーとかあったん？？

「はい」

私に続いて、他の六人も名前を書く。
にしてもなんでバインダー…。
オーパーツかな？？

「学園長先生のもとへ向かいましょう」

あ、やっぱり学園長先生とかおるんや。
学園やもんな。

「伊作は私と共に庵へ。あとの四人はみんなに伝えてくれ」

荷物持ってくれとる人は伊作、というらしい。
ちなみにこの人がここへ来るまで木にぶつかったりしていたのを私は知っている。

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