【rkrn】田舎少女の異世界紀行

焦るぜ！正体不明！ ページ4

「あ"ーっ！離せやー！」

必死の抵抗むなしく、相手はびくともしない。
そらそーだ！成人男性やぞ！？

「うんこ野郎！こんな哀れな芋娘になにしようってんねん！うんこが！」

「年頃の女がうんこうんこ言うな！」

こればっかりは山賊が正しい。
けど仕方がないのだ、そういう環境で育ったんやから。

「うおー！去勢したろかうんこ山賊共！」

「だからっ――」

山賊がなにかを言わんとした時(どうせどうでもいい事やろうけど)。
突然、山賊三人組が全員、地に倒れ伏した。

なに？なんなん？
頭の血管でも切れた？
あー、悪いことしたかなぁ……。

「まあええか。今の内に逃ーげ……おおっと」

んん？
まーた新たなうんこ展開かな？？

目の前に、６人の忍者っぽい人たちがいた。
いや誰やし。

森の中でコスプレてガチ勢やん……。
いや、人の趣味を否定する気は無いんやけども。

「お迎えに上がりました、天女様」

あ、違うわ。
これはあれだ、出会い厨だ。うん。

謎だぜ！忍者六人！→←走るぜ！全力疾走！

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