第88話-イプシロン戦- ページ39
角馬｢未だ0対0！ボールを取っては取り返す、拮抗した展開！共に疲労の色が見え始めている！｣
私は、ゼルと向かい合った。
ゼル｢さっきのはどういうことだ？お前はあの時、ヒロトを庇って…！｣
そこまで言うと、ゼルはハッとして、私から顔を逸らした。
A｢えっ…どういうこと？｣
ゼル｢…｣
ゼルは顔を背けたまま、何も言わない。
私がヒロト君を庇った？
A｢…｣
吹雪｢いつまで守ってんだよ！｣
A｢吹雪君！？｣
吹雪君は、私からボールを奪って、上がっていく。
鬼道｢吹雪！こっちだ！あっ！｣
角馬｢吹雪、1人で攻め上がっていく！｣
円堂｢吹雪！｣
吹雪｢完璧じゃなきゃ、俺はいる意味がねえ！｣
デザーム｢打たせろ！こいつが今日のメインディッシュだ！｣
吹雪｢ふざけんな！
食らえ！エターナルブリザード！｣
デザーム｢待っていたぞ、このシュートを。
ワームホール！｣
ﾄﾞｰﾝｯ!
吹雪君のシュートは、地面にめり込んでいた。
角馬｢吹雪のエターナルブリザードが、デザームのワームホールに敗れたァ！｣
円堂｢また、エターナルブリザードを完璧に止めた！何て、キーパーだ！｣
デザーム｢もっと打ってこい。私を楽しませろ！｣
吹雪｢エターナルブリザード！｣
デザーム｢ワームホール！｣
ﾄﾞｰﾝｯ!
デザーム｢この程度では物足りないぞ。もっと魂を熱く滾らせるようなシュートを叩き込め！｣
吹雪｢何？｣
デザームは、ボールを投げた。
デザーム｢攻撃せよ！戦術時間は、7,4秒だ！｣
｢｢｢ラジャー！｣｣｣
角馬｢おっと、イプシロンのカウンター攻撃！｣
鬼道｢ディフェンス！6番、チェックだ！｣
壁山｢通さないっす！
ザ･ウォール！うわっ！｣
ボールは、ゼルに。
木暮｢旋風陣！うわあっ！｣
ゼル｢ガニメデプロトン！｣
円堂｢マジン･ザ･ハンド！｣
ゼル｢くそっ！｣
角馬｢円堂、止めたァ！両チームとも譲らない！手に汗握る攻防だァ！｣
土門｢ナイスセーブ！いい反応だったぞ！｣
円堂｢え？そういえば、いつも感じが違ってた。｣
ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢ここで、前半終了！未だ両チーム無得点！果たして、どちらが先にゴールを奪うのか？｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
