第74話-真・帝国学園戦- ページ25
バーンッ!
鬼道「ぐうっ!」
A「ううっ!」
A・鬼「きゃあああっ!/うわあああっ!」
円堂「マジン・ザ・ハンド!負けて…たまるかぁ!」
角馬「止めた!円堂、守り切ったァ!」
鬼道「ぐっ…円堂…」
A「大丈夫…?」
円堂「そっちこそ…」
A「大丈夫だよ…けど…」
私達は、佐久間君を見た。
佐久間「ハァ…ハァ…次こそ…決める…ハァ…」
A「2回目…次打ったら、佐久間君は…」
鬼道「もうやめろ。これ以上打つな!」
佐久間「やめるわけにはいかない。うわあああっ!」
佐久間君は、一歩歩いただけで、悲鳴を上げた。
鬼道「何故分からない!?」
A「サッカーが二度と出来なくなるんだよ!」
佐久間「お前達には分からないだろうな。
俺はずっと羨ましかった…力を持っているお前達は先へ進んでいく。俺はどんなに努力しても、追い付けない。同じフィールドを走っているのに、俺にはお前達の世界が見えないんだ。
だが、皇帝ペンギン1号があれば、お前達に追いつける。いや、追い越せる。お前達すら手の届かないレベルに辿り着けるんだ。」
不動「佐久間!」
鬼道「しまった!」
佐久間「これで決める!」
鬼道「やめろ!佐久間!」
佐久間「うわあああああああっ!!」
鬼道「佐久間!…義姉さん!?」
バーンッ!
A「ぐっ…がはっ!」
私はシュートの勢いに、ゴールポストに吹き飛ばされた。
鬼道「義姉さん!」
不動「もう一度だ、佐久間!」
A「ぐっ…」
ドサッ!
佐久間君は体力の限界を達して、遂に倒れてしまった。
鬼道「佐久間…」
ピピッ!ピピッ!ピピーッ!
角馬「試合終了!1対1!引き分けだァ!」
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年10月5日 21時