第6話 ページ7
雷門中との練習試合から、数日が経った。
辺見「鬼道さん、Aさん、雷門中のこと聞いてますか?」
鬼道「奴らがどうした?」
辺見「うちとやってから、実はかなり凄いチームなんじゃないかって噂広まってます。
酷いところになると、帝国が1点に泣いたって話まであるそうです。」
鬼道「言わせておけ。俺達は任務を果たした。それだけだ。」
辺見「そうですね。ただ、あれから雷門には練習試合の申し込みが後を絶たないそうで。」
鬼道「ほぅ…」
辺見「探りを入れた方がいいですかね?」
鬼道「必要ない。既にネズミは潜り込ませてある。」
土門君、元気にしてるかな?
私はそう思いつつ、練習に戻った。
角馬「はい、いよいよ今日この日を迎えました。雷門中対尾刈斗中の練習試合。
あの帝国学園を下した、我が雷門中イレブンの勇姿を見ようと、多くの観客が詰めかけております。雷門中イレブンは、どのような試合を見せてくれるのでしょうか。
実況は私、将棋部の角馬圭太でお送りいたします。」
私と有人君は、雷門中対尾刈斗中の練習試合を見るため、再び雷門中に来ていた。
フィールドには、豪炎寺君の姿がある。
A「豪炎寺君、正式にサッカー部に入部したんだね。」
鬼道「ふっ…」
不気味な雰囲気を漂わせ、尾刈斗中の選手達が歩いてくる。
角馬「さぁ、試合開始です!あの豪炎寺修也を迎え、最高の布陣で挑む雷門中イレブン!
対する尾刈斗中も、キャプテンの幽谷を中心に、11番武羅渡、10番月村など、強力な攻撃陣が揃っているとの情報が入っております!
さぁ、どのような試合になるのか。いよいよキックオフです!」
ピピーッ!
月村君が、雷門ゴールに一気に上がる。
月村「食らえ!
ファントムシュート!」
円堂「ゴッドハンド!」
角馬「おっと、月村の豪快なシュートを、キーパー円堂、見事にキャッチ!」
今度は雷門のターン。
染岡「見せてやるぜ!俺の必殺シュート!
ドラゴンクラッシュ!」
ピピーッ!
角馬「決まったァ!染岡のシュート、炸裂!雷門中、1点先制!」
染岡「ドラゴンクラッシュ!」
ピピーッ!
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年9月27日 21時