第258話 ページ13
ロニージョ｢ハァ…ハァ…ハァ…｣
A｢…｣
ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
マクスター《前半終了！ザ･キングダムが1点リード！
後半戦、イナズマジャパンがどう戦うか、注目されます！》
土方｢おい、ロニージョ。初めの方、随分と滅茶苦茶なサッカーだったよな。｣
ロニージョ｢ハァ…ハァ…俺の勝手だ、ほっといてくれ。｣
土方｢ほっとけるかよ！納得いかねえんだよ！｣
円堂｢土方、戻れ。｣
土方｢けどよ…｣
ヒロト｢今は、俺達はサッカーをしているんだ。勝たなければいけないのは、どっちも同じだ。｣
ロニージョ達は、ベンチへ戻っていく。
鬼道｢彼らの事情が分かってるから、中々そうもいかないがな。｣
ヒロト｢じゃあ、負けられるのか？｣
鬼道｢いや。ただ、苦しいだけだ。｣
ヒロト｢そうだ。俺もだ。｣
円堂｢ロニージョは、無理をしている。その無理を、チーム全体で何とかしようとしている。ゴールからは、それがよく見えるんだ。｣
土方｢やっぱり、ガルシルドだ。
ガルシルドが、ロニージョ達を苦しめてるんだ！｣
鬼道｢だからって、俺達に何が出来る？ガルシルドは、堂々とここに来た。
俺達の無力と、ロニージョ達の無力を笑いに来たんだ。｣
円堂｢どうにもならないのか？こんな気持ちで試合しなきゃならないなんて…｣
A｢…｣
私は、拳を握りしめた。
鬼瓦｢実験は終わりだ！｣
見ると、鬼瓦刑事達がいた。
ガルシルド｢おや、レオン･サムス前監督ではないか。｣
鬼瓦｢何故ここにいるか、驚かないのか？｣
警察が、ガルシルドを囲む。
鬼瓦｢お前には、聞きたいことが山ほどあるんでな。
ガルシルド･ベイハン！ちょいとばかり、事情聴取に付き合ってもらうぞ。｣
秋｢鬼瓦刑事？｣
円堂｢監督！行ってみてもいいですか？｣
土方｢俺も行く！｣
A｢私も。｣
私達は、鬼瓦刑事に駆け寄った。
円堂｢鬼瓦刑事。｣
鬼瓦｢おぉ、お前達か。｣
土方｢何故ここに？｣
鬼瓦｢見ての通りさ。ザ･キングダムの本当の監督を連れて来たんだ。｣
レオン｢レオン･サムスだ。よろしく。｣
円堂｢本当の監督？｣
ガルシルド｢私のチームに何か用かな？｣
レオン｢私を 監 禁 し、選手達を脅迫していたお前に、監督を名乗る資格などない！｣
土方｢ 監 禁 ！？｣
｢本当のことさ。
それにもう1つ…ロニージョのことだ。彼は、RHプログラムという実験をされていたんだ。｣
A｢実験…？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺の花 | 作成日時：2019年5月10日 12時
