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君は嫉妬魔でした 〜佐久間次郎〜 ページ8

病んでます苦手な方はごめんなさい



帝国学園は変わった。
影山総帥から解放された彼らのサッカーは、ある意味昔ほど勇ましくない。

でも、チームのことを考えて練習に打ち込む彼らを見てると、また別の勇ましさや強さを感じる。
サッカー部関係者じゃない私は、グラウンドの外からそれを見ていた。

…あ、練習終わったみたい。
私は部室の方に向かい、彼が出てくるのを待つ。

「お待たせ」

「お疲れ様」

「あぁ、帰ろうか」

「うん!」

私と彼______佐久間次郎の手は自然に繋がる。

「いつも待っててくれてありがとな」

「私が待ってたいだけだからさ」

「そうか?」

私達は幼馴染で、今年のバレンタインに思い切ってチョコを渡したら、OKを貰った。

「次郎くん今日も格好良かったよ」

「そうか?」

「うん」

「Aが見てくれてると頑張れる」

「知ってた」

「何だよ笑」

意味のない会話でも楽しかったんだけ…ど。



「何で不動と楽しそうに話してたの」

「何で成神のこと名前呼びなの」

「何で源田に頭撫でられてたの」

最近、次郎くんは会話の中でそんなことをよく聞いてくるようになった。
不動くんは独特の考えを持ってるから話してて楽しいし、成神くん___健也くんは小学校からの可愛い後輩だから名前呼びなだけで、源田くんは、次郎くんと一緒によく居るから仲良いだけで、、、

そう言いたかったけど、私は何時もごめんねって謝った。
それを聞いてくる次郎くんはいつも笑ってたけど、どこか怖かったから。
私が謝るたびに次郎くんは言う。

「俺は怒ってないよ。Aが可愛いから心配なだけ。…だってAは俺のだし」

「…うん、ありがとう」

私がお礼を言えば、何時もの次郎くんに戻る。
でも今日は違った。そもそも今日は怒られるようなことしてない。

「あのさ、A」

「ん?」

「俺以外の男子と話すのやめない?」

「…え?」

「俺そろそろ限界」

「何が?」

「お前が他の奴と居るとこ見てんの」

「そう言われても…話すのは仕方ないし…」

「俺はもうAを自分だけのにしたいから」

「…」

「そんなに悲しそうな顔すんなよ、俺と居るの嫌?」

「それは違うよ!」

「なら良いだろ」

私の家に着いたところで、次郎くんに抱き寄せられる。

「次郎くん、駄目だよこんなとこdー」

突然次郎くんに口を塞がれ、思わず肩が震えた。

「Aは俺だけを見てればいい」

そう言って私を縛る君からは、、、もう逃げられない。

今夜の夜空 〜亜風炉照美〜 レイニーマロニー様リクエスト→←運命的な出逢いじゃなくても 〜鬼道有人〜



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はる(プロフ) - たぬちゃんさん» リクエストありがとうございます! 更新遅いかもしれませんが、必ず書かせていただきます! (2017年8月2日 8時) (携帯から) (レス) id: ecf948bed9 (このIDを非表示/違反報告)
たぬちゃん(プロフ) - はじめまして!読ませていただきました!とてもよかったです!リクエストでフィディオとアフロディーお願いします! (2017年8月2日 0時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ねるさん» 了解ですっ ( ̄^ ̄ゞ (2017年6月28日 12時) (レス) id: d35fbe64b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで佐久間くんお願いできる? (2017年6月26日 20時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで海王の凪沢くんお願いできる? (2017年6月25日 23時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2017年3月30日 21時

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