２３１話 『〇〇との記憶』 ページ31
.
---------------------------------------------------------
エ) 『お前、何か最近ずいぶん寮帰りが遅くねェか〜？』
ミ) 『なんだい？気になるの？エスカバ
童貞の君には一生察せないような事だと思うよ…』
エ) 『いやそれは関係ねェだろ、
はあ〜。第一お前がそういう目的で遅いわけじゃねぇのは調べ済みだよ』
ミ) 『あ、そ！
それは残念だなあ。
調べてるなら知ってるだろうけど、やましい事はしていないよ』
エ) 『タイムワープだろ？目的は知らねえけど、あんまり過干渉するのはやめとけよ
オペレーションサンダーブレイクの成果がきっかけで権限を貰える立場になったからって、
乱用していいってもんじゃねえぞ』
ミ) 『もちろん俺はそんなヘマはしない。
上にちゃんと許可も貰っているんだ。過去の研究としてね。
あぁ…そうだ。見てよこれ。綺麗だろう？』
エ) 『？何だそれ。何の花だ？』
ミ) 『「桔梗の花」だよ。最近よく話す人に貰ったんだ。
その人入院している人なんだけど、なんでもお見舞いに来た人が大量にこの花を持ってきたらしくてね！
花瓶に入りきらなくてパンパンな所を俺が代わりに整理していたんだけど、あまりに多すぎるからあげるねって。』
エ) 『見舞いの花って他人に渡していいもんなのか〜…！？
昔の日本の風習はよくわかんねェな』
ミ) 『俺はあんまり気にしないから貰ってきたけどね。
その人、「貴方の瞳は綺麗な紫色だから、同じ色をしたこの花がとても良く似合う」って褒めてくれたんだ。』
エ) 『へえ、そうなのか』
ミ) 『うん。必ずこの花を持ってお見舞いに来る人がいるらしいんだけど、
その人は、お見舞いに来た人の姿を一度も見た事が無いんだって…』
エ) 『ンだよ急に怖い話だな…。
じゃあなんだ、知らぬ間に大量にその花が置かれてるって事か？』
ミ) 『そう！怖いよね
だから、病院の幽霊かも？？っておどしちゃった。』
エ) 『ははっ、なんで追い打ちかけンだよ！性格わりぃなあ相変わらず…』
ミ) 『いやでも、脅した意味が無かったんだよ。
姿は見えないけれど、誰かわかると言ってたんだ
「大好きな人」なんだってさ』
---------------------------------------------------------
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kibu(プロフ) - ありがとうさん» 読んで頂きありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ございません…！最後まで書ききりますので、是非お付き合い頂けたらと思います！ (2021年9月28日 9時) (
レス) id: 08a56bf5fc (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - ずっとお待ちしておりました、、、 帰ってきてくれて嬉しいです！イナズマ黄金期の作品をもう一度楽しめるなんて… (2021年9月28日 4時) (レス) @page12 id: 9a53dfaad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶの | 作成日時：2021年9月23日 23時
