幼馴染みと先輩と。【紫赤】

〜心配なのは僕だけ〜○ ページ22

Aside


あの事件がおきてから、僕は正直、少し、気まずかった。


授業中も、色んなこと考えた。




あの場に二人の好きな人がいたらどうしよう…とか


これから、話しかけづらくなるのかな…とか


ファンの子たちが、やな思いしてないのかな…とか。




先生の声なんて、全然頭に入ってこなくて。


でも、実際は違った。


そう思っていたのは、僕だけだった。


莉「A〜！おはよ〜！」


莉犬くんは、朝も気軽にいつもどうり声をかけてくれる。


な「Aちゃん！考え事？俺で良かったら聞くよ！」


ななもり先輩も、相変わらず優しいスマイルで接してくれる。


二人の様子を見ていると、色々考えていた自分が馬鹿らしくなってきた。


いつもどうり明るい二人に僕の心は少しずつ、満たされていった。


そして、周りのファンの子たちも。


改めて、二人の力の強さを知った。



実行委員も順調に進み、体育祭も近づいてきた。


これから、どのくらい楽しいことが待ってるんだろう！


僕の気持ちは明るい色にそまっていく…

〜体育際の準備〜◎→←〜真っ赤に火照っていた〜○

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