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5.定時報告 ページ9

「なんでまた俺ら集められなきゃならねぇんだよぉ…」

ため息をつきながら副隊長が集められてるであろう部屋へと向かう。
着くとほとんどが集まっていた。

「定時報告だからに決まってんだろ」
「定時報告なんて適当でいーじゃん!俺いちいち集まるの面倒だよ…」
「じゃあお前だけバックれればいいんじゃねぇのか?」
「それやったらまじで俺んとこ(うち)の隊長にガチギレされるわ」

恋次の言葉にべーって舌を出しては嫌な顔をする。
あの人ガチでキレたら怖いんだよなぁと昔にガチギレされた思い出を掘り返されゾッとする。

「定時報告を致します。十一番隊第三席、斑目一角様、同じく第五席、綾瀬川弓親様。以上二名の上位席官が重症の為、離脱なされました。各部隊の詳細な被害については現在調査中です。
ただ、十一番隊につきましてはほぼ壊滅状態であるとの情報が入っております。」

定時報告を経てふーんと適当に聞き流しをする。
どうせどの部隊が壊滅状態であろうと自分の隊がなんとかなってればあの人は良さそうと考える。

「十一番隊が…?」
「そんな…」

口々に驚いたような様子でいる副隊長達にまぁ、その反応が妥当かと思う。
あの隊長の下にいると何処か感覚が狂うなと自分の無神経さに呆れてくる。

「侵入から数時間でそこまで被害が出るか」
「けっ!だらしねぇ」
「現在確認されている旅禍は三名。内、二名は我が四番隊隊員一名を人質に取ってこちらへ移動中との情報もありますが先程から霊圧が感じられなくなり、先程の足取りは不明です」
「とにかく、もう少し情報を集める必要がありますね」
「実を言うとうちの四席もしばらく前から応答がないんよ。多分やられとるんじゃと思うけん。西の二十当たりを調べてくれや。」
「七番隊の四席って言うと次郎坊じゃないの」
「あー、あの鎌鼬次郎坊だよな?」

俺が松本に質問をすると彼女は「ええ」と返事をする。
にしても次郎坊が応答がないのは変だなぁと思う。あの飛び道具使いがなぁ…

「兕丹坊の弟か…あいつまでやられちまったのかよ」
「一体、どうなっているんだ!」

吉良の言う通り凄い戦力が削がれている。旅禍が1人も捕まえられてない現状もなかなかのものだ。

6.悲劇の前の夜→←↓



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作者名:しろねこのみみ | 作成日時:2023年11月21日 23時

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