検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,293 hit

21.昔の記録 ページ32

涅隊長により日番谷隊長、浮竹隊長、京楽隊長、そして僕が集められた。
ネム副隊長が操作をしながら涅隊長が説明をするみたいな感じになっている。

「それは?」
「仮にも技術開発局を預かる私に閲覧できないデータなどあっていいはずがない。ロックを解いたのだよ。多少時間はかかったがネ」

涅隊長の言葉になんとか全てのデータを消去するというトラップを掻い潜ることが出来たのだと理解する。
彼ならばできると思っていたが本当に出来てしまうなんてと思いながらも涅隊長の方を見つめる。

「では、説明しよう。ネム」
「はい。モニターに出します。」

ネム副隊長がそう返事をするとモニターにはとある人物が映し出されていた。

「これが今現世を騒がせているバウント。れっきとした人でありながら人間の魂魄を喰らうことで命を長らえている一族」

呆然と画像を見つめながら軽く記憶にインプットさせておく。
現世に行ったとしたら直ぐに見つけられるように姿だけは覚えておかないと後々きつくなりそうだと思いながら見つめていた。

「薄頃、早く次」
「はい」

涅隊長の言葉に苦笑いを浮かべざるを得ないと思いながらかわいた笑みを浮かべた。
仮にも自分の副隊長をそんな呼び方するのかと思いながら。

「これが諸君がご存知の滅却師達。かつてこの二つの一族バウントと滅却師が激突したことがあるのサ」

流れた動画に目を向けながらも滅却師とバウントがどうして衝突したのだろうかと考える。
しかし、バウントの知識があまりにも少ないせいか答えがなかなか出ない。

「撮影したのは当時の隠密鬼道らしいね。」

そう言いながら流れる映像を見つめていると滅却師の霊子で作られた弓によって消滅させられているのが分かる。

「これを見てみたまえ」

そういわれモニターに映し出されている映像に更に注力を注ぐ。

「バウント達はこの滅却師を狙っている。」
「その先は…」
「だいぶ古くてね、ここまでしか無い。」
「んー…次回に続くってやつかね?続きが気になるな」

京楽さんの言葉と映像を振り返りどうしてあの滅却師が狙われていたのだろうと考える。
バウントはなにか狙いがあって一人の滅却師を狙っていた。そうとしか思えない。

「当時のバウントがあの滅却師を手に入れたかどうかは分からない。だが、記録によれば…ネム。続きを説明しろ」
「はい。その後一時的に彼は生きてる人間の魂魄を吸収し続けたと」

↓→←20.データの抹消



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:BLEACH , 平子真子
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しろねこのみみ | 作成日時:2023年11月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。