桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

甘〜い ページ6

若松｢出、出諏..？｣

ガチャ！！

青峰｢あれぇ..みんな揃って何してんだ？｣

青峰君が部室に入ってくる

桜井｢あっ！青峰さん..｣

わたあめだらけの私を見て青峰君が固まる

青峰｢A..お前..何だそれ..｣

A｢..わた..あめ｣

青峰｢わたあめって..(苦笑)｣

今吉｢出諏〜大丈夫かぁ？｣

A｢大丈夫に見えますか..｣

今吉｢見え..へん｣

諏佐｢真っ白だなぁ(笑)ある意味美味そうだよ｣

A｢諏..佐..先輩(怒)｣

私は膨れて諏佐先輩と今吉先輩を睨む

諏佐｢じょ、冗談だよ！！｣

青峰｢なんて顔してんだ(笑)こりゃひっでぇなぁ(笑)ほら..こっち向け｣

青峰君は私のわたあめを手で払う

若松｢待ってろ！！今、タオルぬらして来てやるから｣

若松先輩は桜井君と部室を出ていく

青峰｢こりゃダメだ。砂糖だからベタベタして取れねぇよ｣

青峰君は目を細めて私を見る

A｢ふぇ〜(泣)｣

青峰｢こんな人間わたあめじゃ風呂入らなきゃ無理だろ。今日は帰るぞ..って事だから、部活出ねぇけどいいよな？｣

今吉｢しゃあないな..今日は帰っていいぞ。片付けは若松にさせるからええ。明日からまた練習しよな｣

私達はタオルである程度、体を拭いて学校を出る

A｢濡れタオルで拭いたら白いのは目立たなくなったけど、ベタベタする..｣

私の姿を、すれ違う人が振り返って見る

青峰｢我慢しろ(笑)けど、マジで美味そうだな｣

A｢もう、楽しんでるでしょ..人事だと思って(怒)｣

私はほっぺを膨らませる

青峰｢わたあめみてぇな顔してるな..っん？まだ顔に付いてるぞ。ちゃんと顔洗ったのかよ。ヒゲみたいだぞ｣

A｢えっ！？やだ..ちゃんと洗ったのに！だからさっきからすれ違う人が振り返るの！？｣

私は顔をバシバシ払う

青峰｢待て..そこじゃねぇよ..｣

青峰君は私の頭を掴む

A｢頭ベタベタするから触らない方が..いい..よ｣

ペロッと青峰君が私の顔を嘗める

A｢なっ、なっ！？何して..！？｣

青峰｢甘っ..｣

青峰君はニヤッと悪い顔で笑う

私は顔を赤くして青峰君をポカポカと叩く

A｢何すんのよ馬鹿！｣

青峰｢ヘヘッ..ごちそうさま(笑)｣

青峰君は私の腕を掴む

青峰｢お前いつから、わたあめから..りんご飴になったんだ？真っ赤だぞ顔(笑)｣

A｢意地悪！！嫌い！｣

私は顔を背ける

青峰｢ほら！早く帰って風呂入れ..じゃなきゃ今度は、そのりんご飴食うぞ｣

A｢もう！！｣

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