三十三話 ページ38
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一「ははっ、泣いてるの？泣いてるAもかわいいねぇ」
泣いている私を見て、一松は興奮したような目で笑いながら言った。
『っ……ふ…』
溢れ出てくる涙を必死に止めようとするも、構わず涙は壊れたダムのように出てくる。
そんな時、黙って聞いていた……カラ松さん？が後ろから私の肩にさっと手を添えてきた。
その光景を見て、一松は明らかに嫌な顔をした。
カ「大丈夫か？」
そう言ってカラ松さんは優しく微笑みながら自分のポケットから青いハンカチを取りだし、私に差し出してくれた。
『……っ、はい……ありがとう、ございます』
カ「……一松。もうやめろ」
一「……は？」
一松のカラ松さんを見る目に映る怒りの感情が強くなった。
カ「もうやめろよ。Aさん、泣いてるだろ」
一「お前がAの名前を言うな」
一松はきっとカラ松さんを睨む。
その目に私はビクッとしてしまうが、カラ松さんはそんな一松には構わずに続けた。
カ「何があったのかは知らないが、お前がしてることは……少し異常だ」
一「黙れ」
『……っ』
そう言った一松からは、とてつもないオーラが湧き出ていた。
私は瞬間的に悟る。
(一松……、明らかに、カラ松さんに殺意を持ってる)
『……い、一松！何度も言ってるけど私は………っ』
言いかけた途端、私は激しい目眩に襲われた。
思わず倒れそうになったが、素早くカラ松さんが私を支えてくれたおかげで、倒れることはなかった。
カ「……どうした？大丈夫か？」
『ご、ごめんなさい…、大丈夫です……』
息が荒い私を見て不審に思ったのか、カラ松さんが私の額に手を当てる。
カ「……風邪をひいてるじゃないか………！」
一「………！」
『だ、大丈夫です、風邪なんかじゃ……』
カ「何を言ってるんだ！こんなに震えてるじゃないか！」
カ「髪も濡れてるし、このままここにいたら体に危険だ」
『ほ、本当に大丈夫で……ッゴホッ、ゴホッ……！』
カ「……俺の家に行こう。体を温めないと……」
カラ松さんに抱き抱えられそうになった時、一松にパシッと私の腕を掴まれた。
一松を見ると、とても焦っているような顔をしていた。
一「……俺がAの家に連れていく」
カ「ダメだ」
一「………なんで」
カ「今のお前は彼女に何をするか分からない」
一「………」
一松は先程と同じような目でカラ松さんを睨んだ。
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一松 - 続きが早く知りたいです！とてもドキドキしながら見てます！あ、自分のペースでいいので、更新頑張ってください！いつでも待っていますんで！（一松推しなので好きすぎてヤバい、、、） (2020年1月13日 22時) (
レス) id: 2aca88dc98 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 好きすぎて色々ヤヴァイです…… (2019年8月18日 1時) (レス) id: 39d281762a (このIDを非表示/違反報告)
符結 - ごめんなさいいろんな行動に笑ってました()これからも更新頑張ってください！ (2019年8月8日 8時) (レス) id: f9909fef7a (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんばんは。初めまして。おそ松さん春から映画化されますね？一松は学生時代に何かあったのですかね？友達と仲良く話してるシーンを一瞬見たんです。友達要らない的な事を言っていたので何かあったのかなと今でも気になってはいますが今だに謎のままですよね。 (2019年1月8日 23時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 安い本☆さん» 初めまして！安い本☆さんの小説、いつも楽しく読ませて頂いています。更新をやめてしまうのは悲しいですが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています！！ (2018年10月6日 8時) (レス) id: f264c528d9 (このIDを非表示/違反報告)
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