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二十八話 ページ31







『キャァァァァァァァ!!!!』



私は咄嗟に一松に背を向けた。



『な、ななな何入ってきてるの!?』


『鍵かかってましたよね?かかってましたよね!?』


『っていうか私が入ってるって分かってたでしょ!?』



私は一松に背を向けたまま次々と出てくる言葉を吐いた。


ああ、分かる、今の一松の顔が。どうせ今の状況が当たり前みたいな顔してるんだよ。


チラッと一松の顔を見てみると、予想通り、「え?何が?」みたいな顔をしている。


ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!



『……一松?ちょっと聞いていいかな?君はこの状況を当たり前って思ってるの?ねえ?』


一「………え?」←


『え?じゃない!!』


一「当たり前でしょ?僕達、恋人同士なんだから」


『ねえ、病院行く?』←



私がそう言った瞬間一松は手をゆっくり後ろに回し、カチャリと扉の鍵を閉めた。



『……ねえ。今鍵閉めましたよね。あなたがそこにいる限り私ここから出られないんですけど』


一「…………」


『何か言ってくれません?』


一「…………」


『……黙るなァァァァ!!!』←









しばらくして、一松に取ってもらったバスタオルを体に巻き、一松と再び向き合った。


……もちろん、一松もバスタオルを巻いてもらっている。


え?見てないからね?うん。見てないよ?うん。←



『……よし、まず私の質問に答えてください』



私がそう言うと、一松はコクッと頷いた。



『……ちゃんと答えてくださいね。なんで入ってきたんですか』


一「いつもは入るって言ってくれるけど、今日は何も言わずに入っていったから、入ってきていいんだ。って思ったから」


『…­……­うん。まずそこから可笑しいんだよね。何も言わなかったら入っていいって訳では無いんですよ。』


一「なんで?別に良くない?恋人同士なんだし」


『(⌒ ⌒)』←

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一松 - 続きが早く知りたいです!とてもドキドキしながら見てます!あ、自分のペースでいいので、更新頑張ってください!いつでも待っていますんで!(一松推しなので好きすぎてヤバい、、、) (2020年1月13日 22時) (レス) id: 2aca88dc98 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 好きすぎて色々ヤヴァイです…… (2019年8月18日 1時) (レス) id: 39d281762a (このIDを非表示/違反報告)
符結 - ごめんなさいいろんな行動に笑ってました()これからも更新頑張ってください! (2019年8月8日 8時) (レス) id: f9909fef7a (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんばんは。初めまして。おそ松さん春から映画化されますね?一松は学生時代に何かあったのですかね?友達と仲良く話してるシーンを一瞬見たんです。友達要らない的な事を言っていたので何かあったのかなと今でも気になってはいますが今だに謎のままですよね。 (2019年1月8日 23時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 安い本☆さん» 初めまして!安い本☆さんの小説、いつも楽しく読ませて頂いています。更新をやめてしまうのは悲しいですが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています!! (2018年10月6日 8時) (レス) id: f264c528d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:安い本☆ x他1人 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)  
作成日時:2017年6月5日 1時

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