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ソラン


俺は今、アドレナリンが身体中からどばどばと出ている気がする。


ステージに戻ると、サセンの事は既にみんなにはバレていた。


RM「ソラン、平気か?具合は?痛い所は?」


JH「大丈夫だったの??」


俺の顔を覗き込みながら、そんな事を言うナムジュンやホソクの方が具合が悪そうだ。


「大丈夫・・・だ。」


うん、平気、どうって事ない。


ただちょっと、ほんのちょっとだけ左腕の感覚がなくなってきただけ。


痛み止めが効いている気はしないけど、なぜか痛みが消えていく。


まだ歌える。


まだ踊れる。


まだ・・・まだ、ステージに立っていられる。


JM「ソラン・・・本当に平気?無理してない?」


V「怪我してないか?もし怪我してるなら休め!」


ぼーっと立っているとジミンとテヒョンがそばに来てくれた。


俺に抱きつく振りをして心配してくれる。


ARMYに不安を与えないように、こうやって気を使ってくれるこいつらは本当に優しい。


でもごめん、腕が痛いからやめて。


SG「お前、腕が痛いのか?」


JN「なんで無理するの?!」


左腕が上手く動かない事に、ヒョン達には気づかれてしまった。


ステージを降りろというヒョン達から、近くで話しを聞いていたジョングクが庇ってくれた。


JK「ヒョン、僕の背中に乗ってください。僕がヒョンを連れて走りますから!」


「え?いや、平気・・・っておい!」


JK「ヒョン、最後まで一緒に乗り切りましょう。」


半ば無理やり乗せられたジョングクの背中。


あー、いつの間にこんなに大きくなったんだろう。


「いぇーーーぃ!!ARMY!!サランへ〜♡」


JK「サランへ〜!!」


ステージの端から端をジョングクにおんぶされながら移動すると、ARMYの喜ぶ声が聞こえてくる。


「やばい、俺大人気じゃね?」


JK「何言ってるんですか?これは僕のファンですよ!」


「いやいや、俺のファンだし!」


JK「違いますー!僕のですー!」


なんてジョングクと言い合ってると、楽しさで怪我の事なんか忘れてしまう。


こんな怪我、俺にはなんてことない。


苦しさ、辛さ、悲しさ、悔しさ、そんなもの全てを、楽しさに変える力が俺達にはある。


そうだろ?


俺は絶対に、最後までこのステージに立ち続けてやるからな。







そんな風に自分に言い聞かせていないと、俺は恐怖で崩れ落ちそうだった。

3→←ゆめさんリクエスト 1



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月未(プロフ) - さやさん» ごめんなさい、今はリクエストをお受けしてなくて・・・また再開した時にリクエストをお願いしてもいいですか?せっかくリクエストいただいたのにすいません。 (2019年4月3日 15時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストさせていただきます!そらんが変な薬をのんで子供になった?!とゆうことをつくってほしいです!(語彙力なくてすみません。) (2019年4月3日 4時) (レス) id: 7eea8a95da (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ありがとうございました!これからも楽しみに読みます! (2019年3月26日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
くふ(プロフ) - 更新頑張ってください! とても面白くて何度も読み返します!応援してます! (2019年3月26日 17時) (レス) id: a0c9b9060f (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月25日 17時) (レス) id: bc5dc3272a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月未 | 作成日時:2019年3月18日 15時

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